一般社団法人横浜青年会議所(横浜JC)は3月8日、ジャーナリストの丸山ゴンザレス氏と株式会社大川印刷の大川哲郎社長を招き、SDGs(持続可能な開発目標)をテーマにした公開例会をホテルニューグランドで開催した。
丸山氏は「世界の裏を知る男」と称され、世界の危険地帯やスラム街などの取材活動を行っている。TBS番組『クレイジージャーニー』では馴染みの出演者だ。今回の講演は、横浜JCが「世界のSDGsの取り組みを知りたい」と丸山氏に出演を依頼。丸山氏は「難民映画をPRしているときにSDGsの言葉にふれる機会があったので、私自身も興味があった」と出演を快諾し実現。横浜に訪れたのは、学生の時以来だという。
講演では、ジャマイカ、フィリピン、ナイジェリアなどのスラム街を取材したときの様子を写真で紹介。食べるものが限られ、劣悪な環境のなかでも「継続して生きていくために、親でなくても家族を構成し、助け合っている現状がある」と持続可能性をテーマに、持論を展開した。
また、シリア難民を取材したときを例に「簡単に解決する問題ではなく、取り組み続けなければならない課題だと感じた」と話し「課題に取り組むことは多くの人と出会うこととなり、新しいことを知るきっかけになる。今日の講演を聞いて1人でもひっかかることがあれば、課題を追い続けていけるような活動をしてほしい」と呼びかけた。
会場には110人以上参加者が集まり、興味深く話しを聞いていた。講演参加者は「普段聞くことのできない話で驚いた。継続する大切さを知った」と話した。
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