約20年ぶりとなる帆船日本丸の大規模改修がこのほど完了し、3月19日に報道機関向けに公開された。
改修のためドックは水が抜かれており、白と赤茶色に塗り分けられた船体の全容があらわに。船底など摩耗や腐食が進んでいる箇所には当て板を溶接するなどして補修。また3つあるマストの内、横にのびる「ヤード」の一部が新しいものに交換された。港湾局職員によると「船内は雨漏りによる劣化が予想以上に激しかった」と腐食部分なども補修された。
春分の日の21日には、ドックに注水開始。すでにこれまでどおりの水に浮かぶ帆船日本丸の姿を取り戻している。
昨年11月から海水を抜き始め、排水が完了したのは1月18日。2カ月ほどで船体の塗装などを終えたことになる。港湾局では「天候に恵まれ、改修を順調に行うことができた」と振り返った。
日本丸は一昨年に国重要文化財に指定。船齢は89年を数える。
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