年間80本超のライブを行うロックシンガーで中学校教諭の Jason(ジェイソン) 國分さん (本名:國分 英幸)中区山下町在勤 59歳
授業は「ライブ」
○…横浜をはじめ都内、千葉のライブハウスや老人ホーム、福祉施設などでステージに立つ。昨年は88回、マイクを握った。ロックから歌謡曲までと聴かせるジャンルは幅広い。6月も野毛のバーでブルース系の曲を歌うという。「メジャーどころではストーンズやレッド・ツェッペリン、ディープ・パープルなどが好きですね」と太い声が特徴的だ。普段は市立港中学校の国語科教諭として教壇に立つ。
○…本格的に音楽を始めたのは高校から。都立雪谷高校でロックに熱中し、進学した法政大学でも音楽活動を継続。2年生で一度はプロデビューし、その後はミュージシャンの事務所に就職。「香港にドサ回りに行かされましてね」と、意外にも現地で自身のライブパフォーマンスが好評に。半ば強制的に出演継続となり、予定通りに戻らない(れない)ことから事務所からはサジを投げられた。結果として7カ月も滞在。「40年も前の香港ですからね、色々と貴重な経験をしましたよ」
○…帰国後、復学して無事卒業。出版社に就職するも2年で退社。「歌うことと同じ感性でできる仕事は…」その答えが教師だった。「授業はライブ」と目を輝かせる。木更津の拓殖大学紅陵高校に20年以上勤務し、50歳手前で一念発起。横浜市の教員採用試験を受け難関を突破した。毎朝、自宅のある千葉から通う。
○…紅陵時代には軽音楽部の顧問を務め、教え子には今も親交の深い竹原ピストルさんがいる。また大のプロレス好きで、高校の講演に大仁田厚さんを招待。その縁から仲良くなり夫人とは大仁田さんを介して知り合った。現在、長男は独立し2人暮らし。毎週末のライブに「妻には感謝しています」と目を細めた。「夢はスタジアムで引退ライブをすること」と笑った。
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