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中区・西区・南区 コラム

公開日:2019.07.18

「思いをつなぐ100年企業」
(株)横滝滝 雄太代表取締役社長

――中区根岸町に本社を構える管工機材卸業の横滝ですが、改めて業務内容を教えてください。



 俗にいう管工機材卸業で、パイプなどの配管材料および器具を設備工事店に卸す卸問屋です。例えばトイレは、便器そのものから上水道から水を引き込むパイプ、排水で下水道に流す配管まで工事業者に卸しています。ライフラインに関わるもの、水と空気に関わるもののほとんどに関わっている会社です。



 お客様が学校の改修工事を受注されたら学校に直接納品しますし、横浜市水道局とは災害時に復旧用の機材を供給する「安全・安心パートナー」の協定を結んでいます。



――大手にはない、地元業者としての強みはなんでしょうか。



 きちっと地元に密着して顔が見える商売というのが大事だと思います。最近はビルやマンションの設備更新が多いですが、機器も省エネ・節電が進んでいて、「機械を変えることで何年で元が取れますよ」など、ちゃんと提案をすればエンドユーザーの役にも立てる。メーカーさんと一緒に提案することを少しずつ習慣づけるように、勉強会も開いています。



 メーカー、横滝、施工業者の3つがチームとなって、得意分野で皆が知恵を出し合って、工事を成立させていくという形ですね。地域に密着して何かをやるというのはそういうことだと思います。そうしてみんなで一緒に勉強して作った仕事の材料は、横滝に発注してと(笑)そういう流れが理想ですね。



――今年9月には100周年を迎えます。社長として節目を迎えるにあたり、感じるところは。



 創業したのは曽祖父で、私は5代目。飲食店みたいに100年続く秘伝のタレでもあれば良いですが、うちの良さって何だろうと考えた答えが、メーカーやお客様をはじめ、いろいろな人とのお付き合いをいつ何時も大事にしてきたことです。その思いをしっかり次世代にもつなげていきたいと、「思いをつなぐ」を100周年のテーマに掲げました。



――会社の今後の方針はどう考えていますか。



 常に身の丈に合った地域密着で、仲間づくりを大事にしながら仕事をやっていく。きっと大手もそういうところに頼りたくなると思います。正直奇麗な仕事ばかりではないですが、そうした人たちが大切にされるような世の中じゃないといけないなと思いますね。

 

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