多様性取り入れ地域の魅力向上へ 株式会社横浜ロイヤルパークホテル仲條 彰規 取締役社長
――みなとみらい21(MM)地区の象徴的なシンボル「横浜ランドマークタワー」。52階〜67階に客室を持つ(株)横浜ロイヤルパークホテルの社長に今年4月に就任されましたが、辞令を受けたときの感想を教えてください。
MM地区の開発が始まってすぐ、私が31歳のときにMMのプロジェクトチームに加わり、横浜ランドマークタワーやクイーンズスクエア横浜の開発を手掛けました。同タワーのホテル棟の建設にも携わっており、今回辞令を受けたときは、運命的な縁を感じましたね。当時は、パシフィコ横浜と横浜美術館があるだけでほとんど野原でしたが、久しぶりに目にしたMMの姿には驚きました。
――御社の特徴を教えてください。
当初MM地区は、オフィスなどが集積する業務核都市を目指して開発されたこともあり、現在全603室の客室に8つのレストラン&バー、大小12の宴会場を設けたフルサービス型のホテルとして営業。個人客だけでなく、企業・地域の皆様と26年間、歩んで参りました。今では、信頼を積み上げてきた地域の企業と個人の皆様が弊社の財産となっています。
――最近の取り組みを教えてください。
今年のラグビーワールドカップや東京五輪・パラリンピックに向けて高層部の8フロアを2年かけて客室の改装を行いました。テーマは「ホテル イン ホテル」でホテルの中に別空間を設けることです。改装した8フロアは、内装のグレードをあげるのはもちろん、多様なお客様のニーズに応えるべくフロアを3つのカテゴリーにわけ、特色をだしました。特に「ザ・クラブ」専用ラウンジは、多くのお客様から好評をいただいております。また、訪日外国人向けにレストランでハラール認証を取得し、食の多様化についても取り組んでおります。
――今後の展望を教えてください。
今後MM地区のホテル客室は約2800室から約6800室まで増えていきます。競争が激化するなかで従業員には日頃から「視野を広く持って、志高く仕事をしてほしい」と伝えています。今後は、お客様のニーズが多様化していくなかで、宿泊に特化している他のホテルとの共存や地域の皆様と連携しながら、多様化へ対応したサービスを展開していくことが大切です。ホテル機能の向上が地域の魅力UPに繋がるように貢献していきたいです。
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