「ガチでうまい横浜の商店街ハンバーグNo.1決定戦」で金賞に輝いた金葉の店主 林 先金さん 西区戸部町在住 52歳
顧客満足に飽くなき探求
○…自信作「金葉バーグ」が横浜の商店街ハンバーグ人気投票(「ガチ!」シリーズ)で頂点に輝いた。「うれしかったよ」と素直に喜ぶ。市商店街総連合会が主催するガチシリーズ初挑戦だった昨年はチャーハンをテーマに銀賞(得票4位)。そして2回目にして1位という結果に「2カ月間、研究を重ねました。自信満々だった」と頷いた。今回はハンバーグのイメージを覆す酸味の効いた中華風特製タレで勝負した。
○…中国福建省の出身。家族とともに台湾に渡り、飲食店を営んだ。その後、大陸に戻り父が経営するレストランで料理の腕を磨いた。職場で出会ったという夫人とともに「日本でやってみよう」と20代後半で訪日。横浜中華街の台湾料理「欣葉」で働き、最後は店長に。5年ほどして独立、西区に「金葉」を出店。今では常連客に支えられる繁盛店だ。来日当初、日本語はまったく話せなかったという。「ラジオを聴いて勉強した。若かったから1、2年で覚えたよ」と振り返った。
○…「研究熱心」と自負する。新鮮な野菜が入ったという話を聞けば駆け付け、また時間があれば和洋中を問わず食べ歩く。「都内にもよくでかけます」。週1日の休みも仕事のことで頭がいっぱい。「ホッとする時間なんかないね。もっとお店が盛り上がってから」と笑った。家族は夫人と長女、長男の4人。息子は店頭に立ち手伝う。いずれは引き継げたら―、そんな想いが垣間見える。
○…独立して早20年。これまでもオリジナルチキンライスなど特徴あるメニューを考案し、「お客さんに喜んでもらうことが一番」と走り続ける。その原動力は「せっかく日本に来たんだから成功したい」というハングリー精神だ。「大繁盛したら、のんびりしたいね」と本音もこぼした。
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