横浜市は10月31日、ベンチャー企業成長支援事業の拠点「YOXO BOX(よくぞ ボックス)」=中区尾上町1の6=を開業した。開所式では、林文子市長をはじめ、三菱地所(株)など運営事業者や地域関係者、「YOXO」のロゴを制作した太刀川英輔氏らが出席し、新たな船出を祝った。
同拠点の名称は「横浜に新しい交流を生み出すサンドボックス(砂場=実験場)」の意味を込めて命名。「YOXO」は「YOKOHAMA CROSS OVER」の略で「横浜の舞台でイノベーションのきっかけとなってほしい」との願いが込められ、制作された。市は今年1月にイノベーション都市・横浜を宣言。同宣言に即した取り組みを「YOXO]と名付け、人材交流を促進している。
4事業者が運営
同拠点の運営は4事業者が担う。支援拠点の運営などを行う安本武史氏(三菱地所(株))と相澤毅氏((株)plan―A)、ベンチャー企業の支援プログラムなどを担当する木村忠昭氏((株)アドライト)、交流イベントなどを実施する鈴木亮久氏((株)角川アスキー総合研究所)が名を連ねる。
2013年より、みなとみらい21(MM)地区のエリアマネジメントや進出企業に向けた誘致・開発業務などを手掛けた安本氏は「横浜市と一緒にMM地区のまちづくりに携わってきた経験や、弊社が都内で行っているベンチャー支援事業のノウハウを活かしながら、新たなイノベーションを生む拠点にしていきたい」と意気込みを話す。
同拠点では12月から、市に拠点を持つ起業3年以内のスタートアップ企業を対象に「YOXO アクセラレータープログラム」を開始。指導者による3〜4カ月の集中的な指導やセミナー、他企業との連携などで、成長を支援する。開所式で林市長は「YOXO BOXでベンチャー企業が成長することで関内地区が活性化されることを期待したい」と話した。
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