トップインタビュー 「資産価値の創出で横浜エリアの活性化を」 新都市総合管理株式会社 右手 康登 代表取締役
――会社の設立経緯を教えてください。
駒澤大学で経営学を学んだ後、自由設計の注文住宅を扱う大手住宅メーカーに就職しました。顧客のニーズに応じた住宅販売の営業に注力していましたが、顧客が持つ土地に合わせてアパートや建売なども提案していました。その結果、販売数が全国で1位(社内)となり、神奈川エリアの営業統括を担う立場になりました。日々、会社の利益を第一に売り上げ管理を行うなかで、より顧客の満足度が高められるような仕事がしたいと独立を決意し、2002年に不動産と相続のコンサルティング行う会社を設立しました。
――事業内容は。
顧客が持つ資産を有効活用に導く不動産と資産運用に関わる相続のコンサルティングを行っています。設立時は中古物件のリノベーションで資産価値を高める事業を中心に行ってきましたが、04年頃から全米不動産管理協会が認定するCPM(不動産経営管理士)の資格を取得し、土地のオーナーなどを対象に賃貸住宅の空室や相続対策の支援を行うことにも力を入れています。18年まで同協会の日本支部の会長を務め、現在は同協会米国本部の副会長を担っています。
――無料の相談会も開いていますね。
「不動産相談室かながわ」と題した無料相談会を08年から月に1度開催しています。地域に貢献したいという想いで始めましたが、不動産・相続の問題や悩みごとをヒアリングし、解決に導くことは、私自身や社員の訓練にもなっています。概ね200回、開催してきましたが、今後も変わらず実施していきます。
――12月には無人ホテルが開業しました。
横浜の中心である関内エリアに事務所を構えています。東京五輪や横浜市庁舎の移転が控えるなか、資産を有効活用する横浜初の事業として横浜中華街から徒歩5分の石川町に無人ホテルを開業させました。今回は新築で建てましたが、アクセスなどの条件が揃えば中古物件をリノベーションすることで運用できます。資産が持つ本来の価値を引き出す手段の一つとして、同様のホテルを増やしていきたいです。
――今後の方針は。
横浜中心エリアでも、あるべき資産価値を生かせていない建物は多くあります。事業者様と資産価値を高めていきながら、エリアの活性化に貢献していきたいです。
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