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中区・西区・南区 人物風土記

公開日:2021.02.25

横浜をシュウマイの聖地と位置づけ、その魅力を発信するシュウマイ研究家
シュウマイ潤さん(本名:種藤(たねふじ) 潤)
横浜国大出身 43歳

365日シュウマイ三昧

 ○…じわりときていたシュウマイブームが昨年末から一気に加速。最近ではシュウマイ研究家としてテレビ出演するなど連日メディアに引っ張りだこだ。ほぼ毎日シュウマイを食べ、多い時は1日3食の日も。これまでに400店800種類以上を食べ歩いた。「シュウマイとお酒だけは不思議と飽きないんです。日本酒や焼酎との相性を探ったり、中華街や野毛以外の横浜のお店も開拓していきたいですね」

 ○…茅ヶ崎市出身、三人兄弟の末っ子。兄には負けたくないという気持ちが強く、スポーツも勉強も「そこそこできる」タイプだったという。横浜国大教育学部卒業後、フリーのライターに。同大出身の作家・沢木耕太郎氏に影響を受け「何か面白いことができるのでは」とこの道を選んだ。飲食店のバイト経験を生かして食を中心に旅や介護、オーガニック専門誌を手がけるなど幅広い。

 ○…たまたま取材対象として調べたシュウマイの地位の低さに衝撃を受け、2015年からインスタや飲み屋での鉄板ネタとしてシュウマイ情報を発信。TV番組『マツコの知らない世界』の出演が転機に。活動の輪を広げるため昨年日本シュウマイ協会を設立した。穏やかな物腰で「シュウマイは誰も傷つけない」「シュウマイは日本人のやさしさの象徴」など名言が飛び出すことも。

 ○…趣味はプロレス・格闘技観戦と寄木細工。現在は都内で夫婦2人暮らし。妻はあまり”シュウ活”に関心ないが「舌が肥えたようでシュウマイの品評は僕より辛口」と笑う。夢は横浜でシュウマイフェスを開催することだ。シュウマイソングやグッズ開発、ご当地シュウマイを巡る大人のシュウ学旅行など「シュウマイを絡めたアイデアが無限に広がる」とシュウマイ愛が止まらない。

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