特定外来生物に指定されているセアカゴケグモが本牧海づり施設=中区本牧ふ頭=で7月末に発見された。それを受け市港湾局は、基本的に攻撃性はないが毒を持つとして、同施設に貼り紙などで注意を呼び掛けている。
セアカゴケグモは腹部背面に赤い模様があるのが特徴で体長10mm程度。咬まれると針で刺されたような痛みや熱感を感じ紅斑を伴うという。
7月30日の夜、同施設の指定管理者から「セアカゴケグモのようなものを発見した」との連絡が港湾局賑わい振興課に寄せられた。指定管理者が可能な範囲での駆除と発見場所付近への立ち入り禁止措置及び、利用者への注意喚起を行った。
セアカゴケグモは、市内では2015年4月に鶴見区大黒町の事業所敷地内の側溝で初めて確認された。その後、17、18年を除き毎年、港湾エリアで発見されており、今年はみなとみらいの耐震バース内と青葉区の住宅敷地内でも発見されている。
見つけた場合、絶対に素手で触らず、居住区の福祉保健センター生活衛生課(中区【電話】045・224・8339/西区【電話】045・320・8444)まで連絡するよう市は呼びかけている。
アカカミアリも注意
特定外来生物指定のアカカミアリも、7月に南本牧ふ頭で約30個体発見されている。環境省が実施した横浜港調査によるもの。
アカカミアリは、ヒアリに似ており毒を持つ。体長3〜5mmで体色は赤褐色、頭部は褐色。脚、胸部、腹部に立毛が多いのが特徴。
港湾局担当者は「見つけた場合は刺激せずヒアリ相談ダイヤル(【電話】0570・046・110)に連絡を」と話していた。
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