市政報告 補正予算で感染対策強化 自民党市会議員 松本 研
横浜市の新型コロナウイルス新規感染者数は、7月下旬より急激に増加し8月16日には過去最高の1272人に達しました。林市政のもとワクチン接種が順調に進み、2回の接種が終了した65歳以上の方が84・3%、全世代では51・2%となりました。また、非常事態宣言下における市民の皆様の感染症拡大防止のご協力などにより、9月第1週より減少傾向となり、9月23日の新規感染者数は56人まで減少しました。
8月下旬には9割に迫っていた陽性患者用病床使用率も医療提供体制の構築を進めてきたことにより、9月17日現在では57・5%、重症者用病床使用率も45・5%まで軽減。自宅療養の方も9月9日では3104人と増加傾向にありましたが、感染者の減少に伴い9月16日には1448人に減少しました。
しかし、変異株の影響で再び感染拡大が起きることも懸念されています。引き続き、65歳未満の方々へのワクチン接種の体制づくり、重症化リスクを下げる治療方法の確立、医療提供体制の確保などに取り組むとともに、県と連携して毎日の健康観察、パルスオキシメーターの配布、体調不良時等の相談・連絡体制、食事等の生活必需品の配布、状況に応じた医療提供体制の強化など、自宅療養者の重症化リスクの回避に取り組むことも必要です。
36事業390億円
現在市では、8月に当選された山中市長のもと、令和3年第3回市会定例会が開催されています。高齢者等に続き、64歳以下の方々への新型コロナウイルスワクチンを接種するための対応や検査体制、医療提供体制の強化などをはじめ、コロナ禍の影響を受けている文化芸術活動やMICE開催の支援、レシートを活用した市内飲食店の利用促進や商店街イベント支援など新型コロナウイルス感染症緊急対策など36事業390億2900万円の補正予算が審議されています。
そして、ワクチン接種の加速化や自宅療養者の重症化抑制に向けて、若い世代の方々のワクチン接種を促進させるために、夜間での接種可能な「若者向けワクチン接種センター」や「週末の深夜から早朝に対応できる接種会場」の開設、自宅療養者の重症化を防ぐために協力医療機関での抗体カクテル療法やステロイド投薬療法の実施に向けた支援などを盛り込んだ追加の補正予算が審議されます。
1日も早い収束に向けてコロナ対策を進めていかなければなりませんが、費用対効果をしっかりと検証し、山中市長とは、是々非々の姿勢で議会に臨んでいきたいと思います。
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