市政報告 IRの議論を無駄にせず新たな横浜の魅力を 自民党市会議員 松本 研
昨年行われた第4回市会定例会では、林市政の中で検討されてきた新たな劇場整備やIR事業者の選定に関する委員会の条例廃止を含めた一般議案のほか、新型コロナウイルス感染症対策、IR推進事業や新たな劇場計画に関する未執行の委託費などに対する減額補正予算案などが審査されました。
私はIRに関して、人口減少による個人市民税の減収が見込まれるとともに、高齢化の進展に伴う扶助費の増加、市立学校や市営住宅、道路など公共インフラの保全・更新などの費用の増加により、将来の財政状況は更に厳しくなることが想定されます。その中で、将来を見据えた財源を確保するためには、多くの魅力を備え依存症や治安にもしっかり対応し、本市の経済や財政にも大きく貢献する日本型IRが必要であるとの思いは今でも変わりません。
先の市長選挙でIRの誘致撤回が市民の方々の判断で下されました。残念ではありますが、この結果を重く受け止めて議案に賛成しました。山下ふ頭の開発に向けては、コロナ収束を見据えた観光・MICE戦略を2022年度中に策定し、26年頃に事業化することを目指しています。新たな年を迎え、予算市会が間もなく行われますが、ぜひIRでの議論を無駄にせず、新たな横浜の魅力を創出し、将来の財政に大きく貢献することができる開発を進めることができるよう、全力で取り組んでまいります。
ワクチン3回目へ
横浜市ではワクチン接種3回目を希望される方々に向けた準備を進めています。原則的には18歳以上で接種スケジュールは、2回目の接種より8カ月経過した方々から順次接種券が送付され、前回と同様に電話またはウェブサイトで予約をしていただきます。医療従事者等の方々については、12月より2回目終了から原則8カ月経過した方から順次接種がスタートしています。なお、医療機関や高齢者施設においては、クラスターの発生が懸念されるため、例外的に6カ月経過した方々への接種が承認されています。
接種体制は、約1900カ所(予定)の市内医療機関での個別接種に加え、1日に千回以上接種できる大規模接種会場を2カ所と方面別に9カ所の集団接種会場を予定しています。予約体制についても、4週間先までの予約が可能となり、ウェブサイトでの予約可能な医療機関が増えています。また医療機関の空き情報のウェブ検索や予約専用コールセンターの体制強化や各区役所での対面相談の予約代行、民間企業と連携した高齢者等への予約支援などに取り組むこととしています。
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