ビールの製造販売を行う横浜ビール=中区住吉町=から、缶ビール第3弾となる「ハマクロ」が3月1日に発売された。
同商品は「黒ビールのイメージを覆す軽快さ」をコンセプトに醸造された「セッションブラック IPA」というスタイルのビール。ラベルの裏面にあしらわれている横浜浮世絵『横浜交易西洋人荷物運送之図』には、交易で賑わう横浜港のありさまが描かれており、新旧のどちらの良さも兼ね備えている横浜の魅力を表現したデザインとなっている。
このビールは過去に「横浜赤レンガ」で毎年開催されていたビールイベントに合わせて醸造されてきたもの。横浜ならではのお祭りで楽しまれてきた「ハマクロ」は同社が大切にしている、地域と人の繋がりを体現したビールとして、「大規模なイベント開催が難しい昨今も『横浜ビール』と過ごす、楽しい時間を届けたい」という想いで作られた。
「ハマクロ」美味しさの秘密
IPAらしい柑橘のようなホップの華やかな香りと、ほんのり感じるモルトのロースト感が心地良い味わい。昨年11月に飲食店舗で限定販売した際には「黒ビールなのに何杯も飲めて驚いた」「このビールで黒ビールにハマりそう」と好評を博したという。
同社の深田優醸造長は「クラフトビールファンからそうでない人にも、黒ビール好きにも、黒ビールがちょっと苦手な人にも飲んで頂きたいビールです。ハマクロが黒ビールにハマるきっかけになれば」と話す。
缶ビールを発売したワケ
同社が第1弾の缶ビール『横浜ラガー』を発売したのは、2020年12月。これまで直営レストランなど飲食店での提供のほか、横浜土産や贈答用として瓶ビールを販売してきたが、重さや陳列スペースの関係からコンビニで取り扱われにくいため、10年以上前から缶ビールの構想があったという。広報・ファンプロジェクトゼネラルマネージャーの横内勇人さんは、当時本紙の取材に対し「地元の人に横浜のビールがあることを知ってもらいたかった。そのために手に取ってもらいやすいよう、身近で購入できるコンビニでの販売を実現したかった」と、その強い思いを語っている。
第2弾の『横浜ウィート』は、横浜市瀬谷区産の小麦を使ったビール。「このビールは、ビールとして提案する"クラフトビールの入り口"としてもぴったり。その美味しいビールが、私たちが伝えたい地元や生産者の方と作り上げたものだということに意義も感じている」と説明する。今回発売した「ハマクロ 」を含む3種類の缶ビールは、神奈川県内を中心にコンビニエンスストア、百貨店などで展開している。
「地元愛」共有するビールに
同社はコロナ禍で人との交流が減る中、沢山の"横浜愛"との出会いに気付かされたのだとか。「一昨年から自社通販サイトを本格的に始めて、想像以上に全国各地から購入される方が多かったんです。購入された方は、地元出身者をはじめ横浜に思い出がある方たち。横浜という街に想いを持つ方は、場所を問わずいるんだと気づきました。自分達は、全国規模で大きく広げたいというのではなく、そのように横浜へ想いを持つ方へ届けたいと思っています。そのような方に『自分の為のビール』として楽しんで頂けたら嬉しいなと。でも、まだまだ横浜市内の方でも『横浜ビール』を知らない方も多いので頑張ります」と宣言した。
ハマクロ取り扱い店舗は以下の通り(店舗により販売日は異なる)。
ナチュラルローソン首都圏一部の店舗。セブン-イレブン横浜みなとみらい3丁目店、セブン-イレブン横浜クロスゲート、セブン-イレブン横浜宮川町3丁目店、セブン-イレブン横浜本牧原店、セブン-イレブンプレミアヨコハマ店、セブン-イレブン横浜センター北駅前店、セブン-イレブン横浜ハンマーヘッド店、セブン-イレブン清水中之郷1丁目店
イトーヨーカ堂 大井町店、イトーヨーカ堂 大森店、イトーヨーカ堂 綱島店、イトーヨーカ堂 川崎港町店、イトーヨーカ堂 鶴見店、イトーヨーカ堂 横浜別所店、イトーヨーカ堂 小田原店、イトーヨーカ堂 大船店、イトーヨーカ堂 アリオ上尾店、イトーヨーカ堂 拝島店、イトーヨーカ堂 アリオ葛西店
デイリーヤマザキ新横浜店、デイリーヤマザキ横浜山下町店、デイリーヤマザキパシフィコ横浜店、デイリーヤマザキ横浜馬車道店、デイリーヤマザキ戸塚秋葉町店、デリカステーション新横浜在来コンコース店、未来酒店YOKOHAMA、赤レンガデポ、そごう横浜店、高島屋横浜店、都筑阪急、日吉東急アベニュー本館1F東急フードショー和洋酒売場、東急たまプラーザ店、京急百貨店 上大岡駅、ヨークフーズ 上大岡店
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