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中区・西区版 公開:2024年3月28日 エリアトップへ

関内ホールで行われる寄席に出演する落語家 立川 うぃんさん(本名:久保 尚太) 横浜市出身 36歳

公開:2024年3月28日

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馬車道育ちの落語家

 ○…横浜市出身の落語家の1人として4月24日に「関内寄席・ここらの4人〜真打への道〜」、5月11日には独演会を関内ホールで開催する。2021年に二つ目に昇格し、立川志らくに弟子入りしてから11年。地元横浜を中心に、着実に活躍の幅を広げている。

 ○…名前は、祖父から父の代まで経営していた馬車道の老舗喫茶店「WIEN(ウィーン)」に由来。幼い頃から週末は店や映画館などで過ごし、馬車道は思い出多き場所だ。「父は、俺の代で店は終わりだって言ってたのに、実は継いでほしかったみたいで」。せめてもと名前を付けたところ、当時の従業員や常連さんなどが噂を聞いて来てくれるように。「喫茶店の息子だぞって、商店街や街の人たちの目がすごく温かくて。沢山の人に応援してもらっている」と感謝する。

 ○…安心安全な日本にいることに疑問を感じ、戦場記者を目指したことも。学習院大学在学中にインドやネパールなどのスラム街を放浪。運命を変えたのは道中に聞いた立川談志の落語だった。「昔の人たちの生きることの切実さ。人生うまくいかないことばかりだけど、笑うしかねぇやって。スラム街で流れている空気と同じだと感じた」。しかし、晩年の談志への弟子入りは難しいと諦め、卒業後は一般企業へ就職。その年に談志が亡くなった。会社の研修を抜け出しお別れ会にかけつけ「後悔したくない」と落語家の道へ。

 ○…「若い人にも古典落語を気軽に聞いて欲しい」と平日昼に、地域でワンコインの落語会を主宰。当面の目標は関内ホールでの真打お披露目だ。1千人が入る大ホールを埋められるようにと技術を磨いていく。「落語を通じて自分なりのテーマを伝えていきたい」と力強く話した。

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