神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

学童キッズクラブ 夏休みに昼食提供へ 保護者の負担軽減に

教育

公開:2024年6月20日

  • X
  • LINE
  • hatena
昼食として提供される弁当のイメージ(横浜市提供)
昼食として提供される弁当のイメージ(横浜市提供)

 横浜市では今年の夏休みにモデル事業として、共働き家庭などの小学生を預かる放課後キッズクラブと放課後児童クラブ(学童)で昼食提供を始める。約570全てのクラブで実施し、保護者の負担軽減につなげたい考えだ。

 こども家庭庁の昼食提供を促す通達や、昨年市が行ったアンケートで9割以上の保護者が夏休みなど長期休み期間中の昼食提供を望んでいたことから、今回市内全域での実施に至った。対象児童約4万5000人のうち、約7割(1日3万1300食)の利用を見込んでいる。

 昼食は1食400円で提供。市が委託した区ごとに異なる民間事業者5社(山路フードシステム、ハーベスト、美幸軒、東華軒、安田物産)が調理と配送を行う。

 希望者は1週間前までに各事業者のウェブシステムで注文。主食、主菜、副菜を基本にメニューは各社で異なり、アレルギー食の用意はない。弁当には使い捨て容器を使用し、残飯と容器の回収も業者が担う。

 これまで独自で地元の弁当業者などに発注しているクラブもあったが、まとまった数がないと注文ができないのが課題だった。市が配送とシステムにかかる費用を負担することで、1個から注文ができるのが特徴だという。事業費は2億3900万円。市の担当者は「保護者の助けになるのはもちろん、子どもたちにとっても満足できるものになれば。今後検証しながら本格実施につなげていきたい」と話す。

企業努力も

 保護者は「仕事をしながら毎日弁当を作るのは大きな負担だった。夏は食中毒も気になるので、昼食提供は本当に助かる」と歓迎ムードだ。

 一方、請け負う事業者側からは「容器代を含めて400円の金額は採算ギリギリ」との声も。市の要望を受けて1週間前(業者により3日前)までのキャンセルに対応するなど、各社の企業努力も見られる。ある事業者は「通常食材は2週間前に発注済み。どの程度キャンセルになるのか予想できず、食品ロスが心配」と話していた。

 市では専用コールセンター(【電話】050・5538・1727)を開設し問合せに対応している。

中区・西区・南区版のトップニュース最新6

横浜の運河をひもとく

横浜都市発展記念館

横浜の運河をひもとく

変遷と人々の歴史

1月16日

市内に大型図書館新設へ

市内に大型図書館新設へ

市が方向性、約10年で整備

1月16日

3万5千人が二十歳祝う

横浜市

3万5千人が二十歳祝う

13日、横アリで式典

1月9日

モビリティ拠点が誕生

みなとみらい

モビリティ拠点が誕生

3月23日まで実証実験

1月9日

「横浜ワイン」が誕生

市内産ブドウで醸造

「横浜ワイン」が誕生

希少な有機栽培にこだわり

1月1日

人にやさしいまち 横浜へ

人にやさしいまち 横浜へ

山中市長が新年の抱負

1月1日

横浜市南区民の皆様へ

マイナンバーカードの申請はお済みですか?便利な出張申請窓口をご利用ください

https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/koseki-zei-hoken/todokede/koseki-juminhyo/mynumber/mncard/

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 1月1日0:00更新

  • 11月28日0:00更新

  • 10月17日0:00更新

中区・西区・南区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

中区・西区・南区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2025年1月17日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

X

Facebook