弘明寺商店街内の月1マルシェ「橋の上の、弘明寺市場」の実行委員長を務める ダバンテス ジャンウィルさん 南区弘明寺町在住 27歳
弘明寺の魅力を次世代へ
○…念願だったマルシェ『橋の上の、弘明寺市場』が1月からスタート。初回を大盛況で終え「弘明寺に新たな賑わいや交流の場を」と描いた夢が現実になった。「街のために」という思いが強く「商店街の人たちが応援してくれるのが何より嬉しい」とにっこり。「地域の人や出店者の『想いが伝わる場』にしていきたい。多くの人に弘明寺の街の良さを感じてもらえたら」と話す。
○…両親はフィリピン人だが、生まれも育ちも相模原。「子どもの頃は『人と違うことはダメ』と思い込み、必死に周りに合わせていた」。クラスのムードメーカーでおどけたキャラを演じていたのも不安を払拭するため。自分のアイデンティティに悩みながらも誰にも言えなかったという。しかし、高校、大学と同じ境遇を持つ恩師との出会いが転機に。「『外国人として生きろ』と言われ、このままでいいんだと思えるようになった。そんなルーツを持つ自分だからこそ伝えられることがある」と前を向く。
○…人との交流が大好きで、明るく人懐っこい性格。街を歩くと「ダバちゃん」と次々と声がかかる。無農薬野菜を生産者の想いやレシピなどを伝えながらマルシェで販売したことや、コミュニティ支援、イベントの企画運営に携わってきた経験が今に繋がっている。3年前に弘明寺商店街内のシェアハウスに住むようになってから、下町人情や歴史、自然が溢れる弘明寺の魅力にどっぷりはまった。
○…行きつけの店やおすすめスポット、クリエーティブに活躍する人たちなど”弘明寺愛”を語り出すと止まらない。「この街には日常の中に心を豊かにする時間が沢山訪れる。マルシェで町内外の人が集うことで、弘明寺の活気を次の世代へつなげていきたい」
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