中区・西区・南区 コラム
公開日:2025.09.11
連載コーナー52
横浜とシュウマイと私
「シュウマイ的中華論」
令和はシュウマイの時代!その中心は横浜!と断言するシュウマイ研究家が、横浜から「シュウマイ愛」を叫び(語り)ます。あなたの中で閉ざされた「シュウマイ愛」の扉が開くかも?
相変わらず人気の町中華。神奈川横浜にも数多く存在し、その店の中にはシュウマイを取り扱う店も少なくありませんが、そのシュウマイの提供の有無で、ある程度の町中華の歴史を分類することができます。
その法則は、「シュウマイがある町中華の多くは、第二次世界大戦前から続く店の確率が高い」。これは以前本コラムで焼きそばとシュウマイについて触れた際にも書きましたが、明治大正期の中華の焼きそばとシュウマイの特徴は、現在語られている町中華のものとは異なります。特にシュウマイに関しては悲しいことですが、戦後の店の多くには存在すらしないことも少なくありません。これは、戦後の「焼き餃子ブーム」の影響が大きいと推測できます(その理由はここでは書ききれないのでまたの機会に)。
私はこの明治大正中華文化を、昨今の町中華に落とし込んで、「町中華前後期論」を提唱したいと思います。現在語られている町中華の多くは「後期」にあたり、それはそれで昭和のノスタルジーも含んだ日本の中華料理の魅力を感じられますが、シュウマイ的な観点からいうと、戦前の「前期」町中華にこそ、日本における町中華の成り立ちと魅力が凝縮しており、現在町中華を愛している人たちにも、もっとそのことを知ってほしいと願っています。神奈川横浜にも「前期」は少なからず存在しますので、地元の皆さんもぜひその視点で町中華を楽しんでみてください。
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