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公開日:2026.07.30

横浜防犯のまちづくり 「ながら見守り」市が強化 視点取り入れ誰もが参加

  • 活動グッズを付け、犬の散歩ついでに行うパトロール

    活動グッズを付け、犬の散歩ついでに行うパトロール

 横浜市は、犬の散歩中や買い物のついでに住民に地域を見守ってもらう「ながら見守り」に力を入れている。誰もが気軽に参加できる見守り活動を通して担い手不足を解消し、防犯意識の向上や治安維持を目指す。

 横浜市が6月に制定した横浜市防犯のまちづくり推進プランでは、重点取組の一つとして「ながら見守り」の強化を掲げる。ながら見守りとは、犬の散歩や買い物のついでに行うパトロールや、自治会町内会の清掃活動を学校の登下校の時間に合わせて行うなど、日常生活の中に防犯の視点を取り入れた見守り活動。

 プラン策定に向けて市が2025年度に行った防犯意識に関する市民アンケートでは、参加してみたいと思う防犯活動に43・5%の人がながら見守りを選んだ。

 地域のつながりの希薄化や高齢化による担い手不足で、防犯パトロールなどこれまで自治会町内会が行っていた活動の継続が難しくなっている現状もある。市は、日常生活の中で市民が無理なく参加できる活動の裾野を広げ、誰もが防犯の担い手となるまちを目指し、ながら見守りを重点取り組みに位置付けている。

西・南区で開始

 西区では、今年7月から飼い犬と一緒に歩きながらパトロールする「西区トコパト」が始まり、7月22日時点で54件の登録があった。区の担当者は「防犯には継続的な取り組みが重要だと考え、日常的な習慣である犬の散歩をしている人に着目した」と話す。

 登録者にはオリジナルバッジと反射材のパトロール章が配布される。ウェブページまたは区役所地域振興課の窓口(4階48番)で登録できる。

 南区でも、今年4月から「わんわんパトロール隊」の活動が始まった。オリジナルバンダナを身に付けて、地域を見守りながら散歩をする登録者を募集している。南区役所地域活動係(6階62番)で受け付けている。

 犯罪者は地域の住民から声をかけられたり、姿を見られることを嫌う。神奈川県警察は、住民同士の近所付き合いが希薄な街が狙われやすいと注意を促す。犬の散歩中は1人で歩いている時よりも声をかけられやすく、かけやすいという話す登録者も多い。顔の見える関係づくり、安全・安心に暮らせる地域づくりに効果が期待される。

活動の周知が鍵

 港南区では2014年頃から、登下校時間の午前8時と午後3時に買い物や家の周りの掃除など外の用事を行うことを呼び掛ける「港南ひまわり83運動」が始まった。地域の祭りなどで紹介し、運動を推進している。

 有志による活動もさまざまな地域で行われている。前記のアンケートでは防犯活動に参加していない理由として約3割が「情報が届いていない」と回答した。市市民局の担当者は「今後、市のホームページやSNSなどを活用して、ながら見守りの考え方や取り組みの趣旨の周知を進めていく」と話す。

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