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公開日:2026.09.10
おかむら笑店 障害越え活躍の場を 関内でランチ営業開始
障害のある若者の社会参加を目指して活動する「おかむら笑店」(岡村正美代表=南区在住・51)が9月から、中区相生町の地域活動拠点「泰生ポーチ」でランチ営業を始めた。正美さんの長男で重症心身障害のある勇輝さん(20)と育てた季節の野菜を使ったメニューを毎週水曜日に提供している。
正美さんは、息子の勇輝さんが特別支援学校を卒業する際、その後の居場所や、できることを生かして活躍できる場が少ないことに直面した。家族の支援なしに、社会に出て働いたり人と交流したりすることが難しい現実に「障害があっても自分の人生を生きてほしい」と感じたという。
そこで着目したのが、勇輝さんが主体的に種まきや収穫を楽しんでいた野菜の栽培。「おかむら笑店」として2023年10月から、旭区の畑で育てている野菜の販売を貸しスペースで始めた。
地域の祭りへの出店やおにぎり販売など活動が広がるにつれ、勇輝さん自身も客との交流にやりがいや楽しさを感じるようになっていった。徐々に思いに賛同する仲間も増え、現在は障害のある子を持つ親6人がコアメンバーとして運営に関わる。
正美さんは、障害がある人が挑戦する姿が勇気を与え、人と人を結びつけると考えている。「それこそが本人たちの輝きであり力。生きているという普遍的なことが価値」と語る。
社会とつながる
毎週、同じ場所で店を開くのは泰生ポーチが初めて。9月2日の初の営業日は、用意した16食が約1時間で完売する盛況ぶりだった。一般の人が気軽に集う場所での開催に、「フラットに地域の人と交わっていけたら」と話す。
勇輝さんら障害のある若者は日中、学校や作業所に通っていたり、外出が難しかったりする場合も多い。そのため、接客は正美さんら母親が中心に担っている。
今後、畑の野菜を使ったピクルスや乾燥野菜などの加工食品も販売予定だ。その加工業務を障害のある人の仕事にすることや、遠隔での接客など、携われる仕組みづくりも検討中だ。正美さんは「障害の有無に関わらず、誰もが自分の個性や力を生かして挑戦し、社会とつながる場所にしたい」と展望を語る。
泰生ポーチでのランチ営業は毎週水曜日の午前11時30分から午後1時30分まで(なくなり次第終了)。勇輝さんが育てた季節の野菜を使ったランチプレート(800円)やテイクアウト可能な汁物を提供。10月下旬からは野菜や加工食品も販売する。
次回は9月30日。10月はほぼ毎週営業予定。開催日など詳細はinstagramで確認を。
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- おかむら笑店のInstagram
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