南区版 掲載号:2019年3月14日号 エリアトップへ

障害の有無を問わず自由に制作活動を行う「あーとすたじお源」の責任者 福家健彦(ふくやたけひこ)さん 永田南在住 51歳

掲載号:2019年3月14日号

  • LINE
  • hatena

これからは人の脇役に

 ○…運営する「あーとすたじお源」に所属する障害者2人の絵画作品展を3月26日から中島町で行う。作品展は初めて。「身内や福祉関係者に一切依存せず、作家を全く知らない環境で公開し、純粋なアート作品として評価を問いたい」と話す。

 ○…永田南生まれ。その後は市内で過ごす。小学校低学年までは家で絵や詩をかく時間が多かったが、サッカーを父に勧められ、高校3年まで続ける。美術大学へ進学。「成績はぱっとせず」、卒業後は父の造園業を手伝いながら、絵画作品の出展を続けたが、落選ばかり。一転、空手を始める。35歳の時、姉の勧めで特別支援学校の非常勤講師に。最初は生徒と意思疎通がうまくいかず、相手が泣いてしまうこともあった。それでも、生徒が何を困っているのかを意識し、持ちやすい形のスプーンを作るなどして距離を縮めた。「全てがつながったし、この感動がこれから無数にあるのでは」と正規教員を目指して38歳で合格。今は港南区の学校に勤める。

 ○…院内学級を受け持っていた時。「絵を描くとみんな元気になる。評価をせず自由に描くことで心の治癒になると思った」。同時に「サッカー、絵、空手とどれも頑張ったけれど、自分が主役にはなれなかった。でも、人が主役になるための脇役としての発想はたくさん出てくる」と感じた。5年前、アートスタジオを立ち上げ、絵を通した障害者支援を本格化させた。

 ○…今後は作品発表だけではなく、対話も行い、地域とコミュニケーションを取ることを目指す。メンバーが作品づくりに没頭できるアトリエを持つことも目標だ。「絵が売れたら、自分が生み出し、生活の糧を得たということ。これが自立支援になれば、こんなに嬉しいことはない」。脇役として進むことに迷いはない。
 

南区版の人物風土記最新6

佐々木 もと子さん

高齢者の健康維持などを目的とする「中村体操教室」の代表を務める

佐々木 もと子さん

中村町在住 91歳

3月4日号

伊藤 久美子さん

画家で2月27日まで中区の「ギャルリーパリ」で個展を開いている

伊藤 久美子さん

別所中里台在住

2月25日号

木澤 尚文さん

【Web限定記事】慶応大学の投手でプロ野球ドラフト会議で東京ヤクルトスワローズから1位指名を受けた

木澤 尚文さん

港北区日吉在住 22歳

2月18日号

岡田 隆雄さん

今年度40周年を迎えた横浜市シルバー人材センターの理事長を務める

岡田 隆雄さん

62歳

2月11日号

石井 小夜子さん

南区野球協会の理事長で横浜スポーツ表彰の「スポーツ功労賞」を受賞した

石井 小夜子さん

六ツ川在住 71歳

2月4日号

橋本 陸汰(りた)さん

高校生ウインドサーファーで昨年12月にプロの資格を得た

橋本 陸汰(りた)さん

大岡在住 17歳

1月28日号

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 2月25日20:24更新

  • あっとほーむデスク

    2月23日16:42更新

  • 2月16日15:03更新

南区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

最近よく読まれている記事

バックナンバー最新号:2021年3月4日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク