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創立35周年を迎えた「万世館合氣道横浜道場」の道場長を務める 宇野 司さん 永田北在住 68歳

掲載号:2019年9月26日号

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「憩いの場」で師の教え継承

 ○…合氣道は「自分と相手を結ぶ『霊肉一体』の精神を重んじる武道」と実直な眼差しで話す。9月15日に創立35周年を記念して行った演武会では、相手の中心軸を崩して倒す「入身投げ」を披露し、集まった観客を驚かせた。道場の大きな節目に「あっという間に35年。今後も年齢や国籍の壁を感じない『憩いの場』として歩み続けたい」と熱い思いを語る。

 ○…福岡県出身。合氣道との出会いは長崎県の大学に進学後。当時大学の合氣道部で指導し、九州合氣会の師範長を務めていた砂泊誠秀さんの「合氣道は武道でありながら勝ち負けがなく、相手と調和するもの」との教えに魅力を感じたという。「勝ち負けがはっきりするのが武道だと思っていたので新鮮だった」と稽古に打ち込んだ。社会人でも合氣道を続けようと、卒業後は会社で合氣道部を設立。集まった仲間たちと汗を流した。

 ○…子どもたちが成長するに連れ、就職をきっかけに移り住んだ南区に恩返ししたいとの思いで開館を決意。妻の支えもあり、33歳で夢を叶えた。「地域に合氣道の魅力を」との思いを励みに多忙な仕事と両立。以来、永田小学校の体育や学童クラブでの指導をはじめ、ベトナムでも武術を普及。国境を越えた合氣道の発信に努めてきた。「お互い言葉が通じなくても自然と笑顔になる」

 ○…特技は木彫り。「万世館合氣道」と力強く書かれた看板も作った。「木彫りは合氣道と同じで『自然体』でいられるから」とにっこり。稽古前に「合氣とは自己に打ち克ち敵として戦う心無からしむ」などと記した掛け軸を生徒と必ず読み上げる。恩師・砂泊さんに学んだ自然礼拝を重んじる「合氣道の精神」だと話す。「先生なくして今の自分はない。教えを忠実に守っていきたい」と前を向く。

公明党横浜市議団

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