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南区版 公開:2019年10月24日 エリアトップへ

シンガーソングライターとして活動し、地域貢献を目的とするコンサートを開く 高橋 優介さん 宮元町在住 27歳

公開:2019年10月24日

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笑顔生む透明感ある歌声

 ○…横浜橋通商店街や伊勢佐木町でライブを行うなど、地域に根差した活動を大切にしている。10月8日に市立センター病院で行われた院内コンサートでは、持ち前の優しい歌声を披露。入院患者や家族を元気づけた。「横浜は自分を育ててくれた故郷。地元の役に立てる活動を心掛けていきたいです」と穏やかな表情で話す。

 ○…日枝小、共進中出身。中学までは野球に熱中するスポーツ少年。硬式野球チーム「横浜南ボーイズ」でプレーし、音楽とは無縁の生活を送っていた。音楽の世界に引き込まれたのは高校時代。友人の関係者が入っていたバンドを紹介されてオーディションを受けることに。「高校生バンドなのに一丁前にオーディションをやって」と笑いながら当時を懐かしむ。透明感のある歌声などが評価され、その場で加入が決定。高校3年の夏には、高校生のための音楽祭「YHMF」の決勝を経験するなど、すぐさま頭角を現した。

 ○…高校卒業後は「自分の言葉で発信したい」と、バンドを脱退。ヘルパーの仕事と両立していたが、ニューヨークへの音楽留学を機に歌手一本で生活する覚悟を決めた。現地では、ボランティアで歌う人たちと交流する中、心から歌を楽しむ余裕が生まれたという。「商業的なことを考える前に歌で周囲を笑顔にする、歌手としての在り方を彼らから学んだ」という。

 ○…マイブームは消しゴム判子作り。「曲作りと同じで、その時の感情を込められる」と話す。「きぃ〜」という悔しさを表した木のキャラクターは、自身のグッズにも登場する。尊敬する歌手は玉置浩二さん。「力まずに会場の端まで届くエネルギーの大きさに圧倒される。自分も表現力豊かな歌手になりたい」とさらなる進化を目指す。

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