南区 人物風土記
公開日:2022.09.01
永田小学校の読み聞かせボランティアとして活動し、永田地区センターで「怪談落語」を披露した
齋藤 聡美さん
永田北在住 59歳
「おはなし」で喜び形に
○…絵本や落語などの幅広いジャンルのおはなし会を仲間とともに企画した。アマチュア落語家でもあり、演目「お菊の皿」を披露。背筋が凍る怖い噺で観客を涼ませた。「コロナ禍に入り、発表の機会が少なくなった。皆さんの前で披露する喜びを今まで以上に大切したい」と前を向く。
○…宮城県出身。小学生の時、笑い話の本を音読し、それをカセットテープに録音して遊び、落語が好きになった。中学3年で落語クラブに入り、文化祭で初めて披露した演目が「粗忽長屋」。人を笑わせる喜びが得られて、内気な性格が改善されたという。大学に進学し、迷わずに入ったサークルが落語研究会。先輩に「杜の家くるみ」という高座名を命名してもらい、今でもその名で舞台に立つ。「落研の後輩だった夫とも出会えて良かった。学生の本分である勉強は疎かになったけど」と苦笑い。
○…29歳で結婚。夫の故郷の永田北に移り住み、2児の子育てに追われた。育児サークルのほか、気分転換になればと、学生時代に熱中した落語を再び始めた。消防士の夫の紹介で「横浜市職員落語愛好会」に入会し、地域活動の楽しさを実感。子どもたちが通った小中高ではPTA役員を務め、町内会では子ども会の活動を支えた。「いろんなコミュニティーに属し、視野が広がった」と語り、2005年に入った読み聞かせボランティアでは、後輩ママから最新の絵本を教えてもらうなど、流行にアンテナを張る。
○…最近、漢字検定準1級と数学検定準2級に合格した。「コロナ禍で集中できるものを見つけたかった。大学で勉強しなかった後悔を少しは拭えたかな」と微笑む。フットワークの軽さを生かし、人を楽しませ、自分の生活も充実させる。
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