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南区 人物風土記

公開日:2022.10.13

南スポーツセンターの支配人を務め、住民の健康づくりを担っている
菊池 秀人さん
大岡在勤 53歳

やる気と自信 褒めて育む

 ○…指定管理者が4月に替わった南スポーツセンターの舵を取る。10月10日に行われたスポーツ・レクリエーションフェスティバルでは、体幹エクササイズなどを教え、参加者とともに汗を流した。「運動すると前向きな気持ちになる。地域の健康を守っていきたい」と思いが熱い。

 ○…中高と陸上の短距離に打ち込み、大学生の時にコナミスポーツの前身・ピープルでフロントのアルバイトを始めた。利用者との距離感を縮めたいという思いから、契約ロッカーを使っている人の顔と名前をくまなく覚えた。それを上司に褒められたことが自信となって、そのまま正社員に。フィットネスマシンやスイミングのコーチを経験し、今は格闘技の動きを基盤とする有酸素運動などを教えている。大学では電波の研究に励んだ理系男子。「皆さんの『なぜ』を解消できるよう、理論的かつ分かりやすい言葉で伝えるようにしている」と工夫する。

 ○…3児の父。子どもたちは演劇や軽音楽に打ち込み、「全員そろって文化系」と笑う。その分、スポーツセンターで体を鍛える子どもを応援する。「上司から褒められたことが自信になった」という経験から、講座で皆勤賞を獲った子どもを笑顔で祝福するなどの優しさを見せる。モチベーションが上がる声掛けを意識しているとも。

 ○…「お客様の声を形にする」がモットー。直接の声だけではなく、意見箱に寄せられた声も汲み取る。視覚障害がある人も安全に利用できるよう、先日、施設の入口付近の段差に黒と黄色のテープを貼り、細かな気配りを忘れない。同じく大岡健康プラザ内に入る大岡地域ケアプラザと大岡地区センターとの連携を大切にしたいと言い、フードドライブなどの取組も検討している。

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