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南区 人物風土記

公開日:2023.01.05

南公会堂で行われる全国大会に出場する南中学校和太鼓部の顧問を務めている
深澤 光貴さん
六ツ川在勤 35歳

日々の努力、夢への一歩

 ○…和太鼓部を率いて8年目。生徒のやる気を引き出す指導を意識し、県内有数の強豪へと押し上げたが「頑張っているのは子どもたち」と謙遜する。現在は冬休みだが、1月15日に南公会堂で行われる全国大会「味噌六日本一決定戦」に向けた準備を進めており、地元の応援を背に生徒とともに優勝を目指す。

 ○…山梨県出身。小学3年の時に和太鼓を始めた。「そろばんを辞めるための習い事だった」と笑うが、和太鼓の力強い音に魅せられて本気で取り組むように。中学2、3年で全国大会に出場し、山梨県の日本航空高校では全国制覇を成し遂げた。3年時に同校野球部が甲子園に出場した際、応援団の副団長を務めるなど課外活動にも全力投球。「全国レベルの部活で努力を重ねていた友人が多く、こうした環境が何事も真剣に取り組む習慣を身に付けてくれた」と母校に感謝する。

 ○…大学卒業後、教員に。岡村中=磯子区=を経て、28歳で南中に着任して和太鼓部の顧問を任された。だが、全国大会に出場できる実力を持つ今とは違い、活動が活発ではなかったという。「生徒は専門的な指導者に教わる機会がなく、どのように練習すれば良いかが分からない状態だった」と振り返る。部の改革としてすぐに実践したことが、3年間で部員全員にパートリーダーなどの役職を与えること。「『自分がみんなをリードする』という責任感が活動意欲を高めて、技術の向上にもつながった」

 ○…自身が作っている学級通信の題名は「step by step」で、「日々の努力は夢への一歩」などのメッセージが込められている。「何事も努力の積み重ねが大切。夢や目標に向かって行動してほしい」と呼び掛け、生徒の可能性を引き出していく。

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