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南区 人物風土記

公開日:2023.03.30

横浜南郵便局の局長で、地域に根差した取組などを進める
白土 修久(しらと のぶひさ)さん
井土ケ谷上町在勤 53歳

挑戦心で地域に寄り添う

 ○...物流の一翼を担う郵便局の従業員は車を運転するのが日常茶飯事。「社員の安全確保が安全なまちづくりにつながる」といい、交通ルールやマナーの徹底を呼び掛け、けが人がでないことを祈る。「地域に愛される郵便局を目指し、地域の皆さんと直接関わる社員の育成にも力を注ぎたい」と思いが熱い。

 ○...高校卒業後に郵便局に就職し、主に財務の仕事や社内の労働環境を改善する役割を担ってきた。「仕事以外の顔を互いに知ることでチームワークが生まれる」と考え、午前中の30分間を活用し、社員が自分の趣味や近況を発表し合う機会を作るなど、柔軟な発想で様々な取組を実践した。約35年間のキャリアの中で成功と失敗を繰り返して成長したという経験から、「やらずに後悔するより、やって後悔して次に生かしてほしい」と部下を後押しする。

 ○...昨年4月から局長を務め、都内の自宅から2時間かけて通勤する。横浜での勤務は初めてで、知らなかった横浜の一面が見られて楽しいという。「横浜には観光でしか来たことがなかったので、みなとみらいなどのイメージが強かったけど、歴史を感じる弘明寺や自然豊かな大岡川など、南区にも名所がたくさんあることに気付いた」とにっこり。コロナ禍で中止となった地域の祭りにも興味を示し、住民と積極的に交流できることを待ち望む。

 ○...郵便局そばにある井土ケ谷小との交流も深めたいといい、手紙の書き方を児童に教える授業を企画したいとも。「手書きの文字から相手の個性などを感じ取ることができる。スマホ世代の子どもたちに、こうした一面を知ってもらえれば」と地域に根差した取組を模索する。縁の下から組織を支え、郵便局とまちをつないでいく。

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