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南区 人物風土記

公開日:2023.08.10

介護予防運動指導員などを務め、高齢者の健康づくりなどに携わる
ゑ夢さん(本名:村木 千絵香)
六ツ川在住 57歳

健康第一、いつまでも

 ○…5年前から、高齢者が上半身と下半身をバランスよく鍛えられる介護予防体操を区内6カ所で教えている。「運動経験が少なく、苦手な人も気軽に参加できるような場にしたい」と話し、参加者とコミュニケーションを取り、楽しく長続きできるように配慮する。

 ○…港南区出身。フィットネスインストラクターとして働いていたが、40歳になって体力の衰えを感じ始めた。健康増進に役立つ知識が得られればと思い、2012年、横浜市スポーツ協会の「ハマスポ・インストラクター」に登録した。「自分の健康のため」に始めた活動だったが、住民の健康づくりに携わり、「誰かのため」という感情が芽生えた。六ツ川台コミュニティハウスの呼び掛けで、18年から介護予防体操教室の講師を務めている。教室は60分間。「もう60分経ったの」と言って、時間を忘れる参加者を見るのが「嬉しい」とにっこり。

 ○…青春時代はバレエ、ダンスと真摯に向き合い、けがに苦しんだ。「けがだけではなく、治療費も痛かった」と振り返り、「医者いらず」の強い体づくりに関する知識が得られるスポーツ関係の仕事を選んだという。南区オリジナルの「みなっち体操」を地域に広める市民ボランティアを担うなど、住民の健康増進に幅広く関わる。「人生50年といわれた時代があった中、今や100年時代。健康寿命を延ばすお手伝いがしたい」

 ○…夫の地元、六ツ川4丁目で暮らして30年。2人の子どもを育てたまちに愛着を持ち、町内会の行事にも積極的に参加する。スポーツ好きが高じて、今はサップの指導者の資格取得に向けて勉強中で、肉体は今も進化を続ける。「自分が健康でいないと皆さんの健康を守れない」。強い意志で鍛錬を重ねていく。

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