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南区 人物風土記

公開日:2023.10.05

永田台少年野球部の監督を務め、選手の技術と人間力を高める指導に励む
廣兼 孝志さん
永田台在住 42歳

「努力する全員が戦力」

 ○...今年からチームの指揮を執り、今夏の「横浜市少年野球大会(学童の部)」で準優勝に導いた。「野球はチームスポーツ。永田台の歴代の監督も大切にしてきた『技術と人間力を高める野球』を重視したチーム作りを心掛けている」と意思を受け継ぐ。

 ○...小学3年で野球を始め、主に内野手としてプレーした。高校と大学では硬式でプレーしたが、社会人で軟式に転向し、32歳まで現役を続けた。選手と監督を兼任した際は「野球日報」で選手の悩みを確認するなど、練習以外の時間も密にコミュニケーションを図った。「多くの人に信頼してもらうためには、自分から歩み寄らなければいけないと思った」と振り返る。引退後、飲食店を管理する仕事に携わり、和を重んじる姿勢が職場でも生かされている。「野球も仕事もチームプレー」ときっぱり。

 ○...ボールの質などが影響し、点数が入りづらいとされる軟式野球を経験したことから永田台の選手に「1点の重み」を説く。少年野球の大会はトーナメント方式の一発勝負であることが多く、「チャンスに強い選手」を評価する。強い精神力を手に入れてほしいという親心から、時には「結果に表れない努力は努力とは言わない」と檄を飛ばす。だが、子どもによって成長速度が違うことを十分に理解。選手が「昨日の自分」よりも上達した時は褒める。

 ○...高校の野球部に入部した当初の実力は、下から数えた方が早かったというが、1年の冬にレギュラーを獲得。グラウンドが霜で覆われる冬でも午前6時からの朝練習に参加し、学校生活も真面目に過ごしていたことを当時の監督が評価してくれたという。「永田台の選手全員が戦力」と語り、雑用などを率先して行う選手を称える。

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