｢人を楽しませる｣発想を

　○…交通安全の呼び掛けと地域交流を併せたフェスタの企画に大きく携わる。南区内の飲食店のほか、茨城県のサツマイモ農家に足を運び、フェスタへの出店をオファーするなど、人と直接顔を合わせることを大切にする。「サツマイモ農家には家族で行き、芋掘り体験をさせてもらった。元々、食べることが大好きなので」と笑う。

　○…東京都出身。大学卒業後、就職で横浜に。「人を楽しませ、喜ばせる仕事に就きたい」と市内のアミューズメントパークに就職したが、幅広い業務を同時に行う仕事に苦労したという。「多くのスタッフの力で、煌びやかな世界が成立することを学んだ」といい、人を楽しませるための責任感が養われた。ゲームメーカーを経て、10年前から同スクールに勤務する。事務や営業などの幅広い業務を担当。外国出身の生徒が言葉で苦労しないよう、教習指導員との架け橋になるなど、手厚くサポートする。「慣れない土地で生活するだけで大変なはず。少しでも不安を払拭できれば」と気を配る。

　○…小学生と保育園児の父親。休日は家族を連れて地元の飲食店や京急沿線などを散策し、まちの変化を探る。「地域にアンテナを張り巡らせている。付き合ってくれる家族に感謝」とにっこり。チアダンスを習う長女の発表会を見に行くなど子煩悩。フェスタに地域の子どもたちによるステージ発表を盛り込んだのも、２児を育てる父親ならではの感性だ。

　○…結婚してから南区で暮らし、「人情に厚い商店街が多く、故郷にはない魅力」ときっぱり。家族で近所の公園の草むしりを行うなど、愛着のあるまちへの恩返しを忘れない。「子どもたちには生まれ育った場所を誇りに思ってほしい」といい、成長を見守る。