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保土ケ谷区 人物風土記

公開日:2013.12.05

保土ケ谷フリーマーケット実行委員会の代表を務める
福田 昌子さん
初音ヶ丘在住

「人との出会い」を財産に

 ○…毎年5月と10月に区内で開催されるフリーマーケットの実行委員会2代目代表として指揮を執っている。同実行委員会の発足は1991年で、創設時からのメンバーだ。他にも「アフリカへ毛布を送る運動」に参加するなど、様々な社会福祉活動に携わっており、「休日は何をして過ごしているのか」という記者の問いには「休みがない」と一言。先日行われた「まなぶん祭り」では、同実行委員会の発足の由来や、その歴史、今年1年の活動内容の報告等をパネル展示で発表するなど精力的な活動を行っている。

 ○…1年間を振り返り「本当にたくさんの人に支えられた」と、10月に行われたフリーマーケットを例に挙げ話した。今回初めて区民祭りに参加し、出店した。いつもと勝手が違うので戸惑うことも多かったが、それでも無事に終わらせることができたのは「色んな人が助けてくれたおかげ。私1人の力ではとても…」と謙遜する。

 ○…20年以上の間、同実行委員会の一員として活動し、今では「リサイクルの母」と呼ばれるまでになった。その功績を評価され、14日に保土ケ谷区の社会福祉協議会から表彰されることになっている。「評価してもらえるのはもちろん嬉しいけれど、これまでの活動の財産は何より”人との出会い”」と強調した。

 ○…「リサイクルなんて昔は当たり前にやっていた」と、祖母と暮らしていた幼い当時を振り返り話す。「着られなくなった着物などは”おしめ”にしたりして長く使っていたんですよ」。笑顔で古き良き時代を懐かしみながら、変わることなくあるのは「もったいない」精神なのだと冗談交じりに教えてくれた。

 ○…今後は同委員会を維持していくことが目標。「そのためには若い力が必要ですね」と目を輝かせる。「そろそろ私も社会貢献ではなく”自宅貢献”しなくては。まずは大掃除」とニッコリ。温和な主婦の顔を覗かせた。

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