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保土ケ谷区 人物風土記

公開日:2014.03.13

保土ケ谷区体育協会会長として区民の健康づくりに貢献する
小柴 邦幸さん
宮田町在住 67歳

感謝の心で歩む第2の人生

 ○…保土ケ谷区体育協会の会長として4年目を迎える。先日行われた「ほどがやスポーツ祭り」も成功させた。ソフトボール協会の理事長も務めるなど、保土ケ谷区のスポーツ界に対する貢献は大きい。「人とのつながりを大切にしていたら役職がどんどん増えてきた。やらされているだけだよ」と笑う。体育協会に限らず、町内会や高校の同窓会、保護司など様々な活動に参加し、その全てで役職に就いているのだ。手帳は予定で真っ黒になっているが、「ボランティアによって、新たな人生を歩めている。充実している」

 ○…生涯保土ケ谷区民。定年退職するまで、横浜市の小学校教員を勤めあげた。「勉強を教えるのは苦手でね」と笑いつつも「子どもたちとは本気で遊んだ。何事も本気で取り組むことが大切だから」と強い信念を語る。その想いが子どもたちにも通じていたのだろう。初めて担任を務めたクラスの教え子とは、今でも年に数回クラス会を開いている。「彼らも50歳。今でも呼んでもらえるのは嬉しいよね」。表情が緩む。

 ○…予定に追われる毎日を送るが、毎月1回は妻と温泉旅行をしている。関東近郊の温泉を2泊3日で巡る。お気に入りは伊豆方面。「そこに行くまでのドライブも好き。富士山が見えてくると嬉しくなる」と少年のように笑う。これまで、大きな病気にはかかったことがない。「好きなことをしているのが健康につながっているのかな」

 ○…「会長という立場だから、突然倒れるわけにはいかない」と毎朝の検温など体調管理には余念がない。健康に問題はないが、様々な役職は70歳を区切りと考えている。「若い人がやりづらいだろうから」。それまでにやらなければならないこととして、「高齢者が気軽に運動できる環境を整えて健康寿命を延ばしたい」と超高齢社会を見据える。「我以外すべて師である」。区民の健康のために、謙虚に取り組み続ける。

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