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保土ケ谷区版 公開:2017年7月27日 エリアトップへ

保土ケ谷歯科医師会の会長に就いた 鹿郷(かきょう) 満保(みつやす)さん 星川在住 58歳

公開:2017年7月27日

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柔らかい物腰と芯の強さ

 ○…専務理事を4年務め、満を持して会長に就任した。区内の歯科医90人のリーダーとして地域歯科医療の充実に努める。団塊の世代が75歳を超え大幅な就労人口の減少が見込まれる、いわゆる「2025年問題」を見据え「訪問での歯科診療の普及に努めたい」と会長就任早々に色を示した。「会員の先生方が積極的に訪問で診療できる仕組みがない。ここの改革が第一歩」

 ○…「ササニシキ」発祥の地として知られる宮城県古川の生まれ。「軟質米でね、おにぎりや寿司に向いているんですよ。甘くて美味しかったな」。身を乗り出し話す姿に故郷への思いを感じる。米どころで育った影響もあってか、50歳を過ぎても1日に2・5合を平らげる大の米党だったが、体重が100kgに達した6年前に「米絶ち」を決意。30kgの減量に成功した。柔和な表情、語り口が印象的だが「やると決めたらやる性格」。自身をそう評する。

 ○…兄に憧れ歯科医の道を志し進んだ大学を卒業後、鶴見区内の歯科医に勤務。数年後、独立を考え始め休日には横浜や八王子を中心に物件をめぐる日々が続いた。見て歩いた物件は約160件。どの物件もピンとこない中、「ここだ」と直感的に感じたというのが、上星川駅前の現在のクリニック。開業から2年後には居を区内に移し「保土ケ谷人」となった。「地域の皆さんに支えていただきながら、縁あって30年。早いもんです」

 ○…多岐にわたる趣味のひとつがカメラ収集。スタッフの慰安旅行や家族旅行では自慢のカメラは欠かせない。診療室の奥から持ち出したアルバムには「笑顔」が溢れている。「みんないい顔しているでしょ。この人たちがいなければ何もできない」。目尻にしわをよせ、写真に写る一人ひとりに話しかけているようだ。節目の開業30年を前に受けた大役、「対話」に重きを置き、地域歯科医療の発展に寄与する。

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