新たに保土ケ谷区長に就任した 出口 洋一さん 神奈川区在住 58歳
「悠々として急げ」体現
○…「職員同士が知恵と力を合わせて『チーム保土ケ谷』で取り組んでいく必要がある」。着任後すぐ職員たちに呼びかけたのは「信頼される区役所づくり」への想いだった。新型コロナウイルスの影響で地域の人たちと顔を合わせる機会も減り、業務にも制限がかかる中での厳しい船出となったが「こんな時だからこそ、区民の皆様に寄り添えるよう力を尽くしたい」と意気に燃える。
○…新潟県出身。地元で大洋ホエールズ(現DeNAベイスターズ)対阪神タイガースの試合を見た日から、大洋ホエールズのファンになった。大学卒業後、横浜市役所に入庁すると区役所だけでなく総務局、経済局、こども青少年局や大学病院、みなとみらい線など18の部署を経験。様々な分野を渡って得た経験や出会いは、今でもかけがえのない財産だ。
○…2009年の横浜開港150周年記念式典では、両陛下のご臨席による宮内庁との調整や横浜出身のアーティスト・ゆずへの出演交渉など式典成功に向けて奔走。「テーマソングの『みらい』を初めて聴かせてもらったときは、感激して涙がでました」と感慨深げに振り返る。プライベートでゆずのコンサートに足を運ぶことも。「会場で『みらい』を聞くと嬉しくなる。当時の思い出が蘇ります」
○…欧州やアジアの各国をバックパッカーとして渡り歩いた経験もある「大の旅好き」。国内では東北の秘湯巡りがお気に入りで「温泉ソムリエの資格を取りたいな」といたずらっぽく笑う。モットーは小説家・開高健が残した名言『悠々として急げ』。「時間には限りがある。スピード感が必要だが、余裕を持つことも忘れたくない」。悠々と急ぎながら『いつまでも住み続けたい町』へ向かって舵を切る。
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