保土ケ谷区 人物風土記
公開日:2026.02.26
保土ケ谷町にある樹源寺の副住職で、2回目の「日蓮宗大荒行」を成満した
日比 宣仁さん
岩崎町在住 36歳
荒行終え、感謝の再出発
○…9年ぶり2回目の成満を成し遂げた。睡眠時間は毎日約2時間30分で、食事は1日2回の冷めた白かゆとみそ汁が基本。体調不良になっても薬を飲めず、厳しい修行が続いた。荒行中は体に刃を入れてはいけないため、髪も髭も伸びて体重が約8kg減った姿で帰山した。「年齢による体の衰えを感じ、寒さで気を失いかけて記憶が飛んだこともあった」と話し、荒行の過酷さが伝わる。
○…僧侶の祖父と父の背中を見て育ち、仏道に進むことは自然な流れだった。9歳で出家して見習い僧である「沙弥」になり、20歳で正式な僧侶となった。大学院修了後に僧侶として働くという選択肢もあったが、「お寺以外の世界を見て社会人経験を積みたい」と考え、大学の仏教学部の教員に。助教を務めて著書を出すなど順調にキャリアを積んでいたが、荒行に挑むために退職した。「心身ともに一から鍛え直したかった」
○…荒行中のわずかな面会時間には、家族のほか元職場の人や教え子も駆けつけた。「心が折れそうになった時、皆さんの顔を思い浮かべた」と振り返り、荒行を乗り越える力に変えたという。満身創痍の状態で感情のコントロールが難しくなる中でも、「人の良いところを見つけて感謝の気持ちを持ち続ける」という信念を貫いた。「信じて取り組んできたことの答え合わせができて良かった」とほほ笑む。
○…以前の荒行で狐の供養を学んだことを機に、樹源寺で開催される龍神祭に併せて動物供養会を企画。今年念願だった動物供養塔を建てた。2年前に境内と墓地を結ぶ跨線人道橋が開通し、より多くの人が樹源寺を訪れるようになった。「気軽に足を運んでいただけるよう、様々なことに挑戦できれば」と明るい未来を思い描く。
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