保土ケ谷区 人物風土記
公開日：2023.09.28
区内３つの地域ケアプラザを管理する（社福）なでしこ会の理事長に就いた
佐瀬 一裕さん
常盤台在勤 49歳
「何でもやる」主義
○…常盤台にある特別養護老人ホーム夢の里を中核として、岩崎・常盤台・そして今春開所した保土ケ谷と区内３つの地域ケアプラザの指定管理を受けている社会福祉法人なでしこ会。その４代目理事長を６月から務めている。就任から３カ月が経ち「人の上に立つ経験をしたことがないので『本当に出来るのか』と話を頂いたときは思いましたが、小さなことでもチャレンジできるような風土を作っていけたら」と語る。
○…座間市出身。都内で情報処理の会社に務めていたが、県内で勤務できるところを探して23歳の時になでしこ会に転職。最初の業務は経理だった。２００９年の常盤台地域ケアプラザ開所時には整備法人に決まった２年前から担当者として携わり、壁紙の色の決定から地域との意見交換までをこなした。「完成したときは感無量だったのを覚えています」と振り返る。
○…「何でもやる主義」として、理事長になった今も週に３回、高齢者への配食業務で区内を車で回っている。最前線に立つトップの姿に「職員からは嫌がられますけれど」と苦笑いするが「だんだん顔なじみになっていって」と止めることは考えていない。その中でも大切にしているのが「相手の顔を必ず見る」こと。安否確認も兼ねて、表情や様子から体調の変化などを読み取り、地域を見守る。
○…今春には３つ目の指定管理となる保土ケ谷地域ケアプラザが開所した。「地域ケアプラザは地域の顔」と、地元とのかかわりを大切にする。先行する岩崎、常盤台の例を引き合いに「指定管理が長年続けられているのは地域の皆様のおかげ。地域から評価を頂いているのは職員のおかげ」と話す。仕事のモットーは「常に前向き」
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