vol.522 ミルキーJr.モカ Jr.モネのほどがや 「夏の花」文/ささきやすえ(区内在住・フリーライター)
ボクはミルキーJrモカJr モネ。瀬戸ケ谷町に住む2歳のミニチュアシュナウザー。
「夏の花」と言えば、空中に舞う打ち上げ花火にも花の名前がついている。「菊」:日本に古くからある伝統的な花火。丸く放射状に飛び散る姿が菊の花に見えることから「菊花火」の名称がついた。/「牡丹」:菊と同様に丸く、光の点が広がって牡丹のように見える。/「ダリヤ」:牡丹と同様に丸く、光の点が広がって見えるけれど、火薬にマグネシウムなどの明るい種類を使う。/「柳」:花火玉が空中で割れてから、柳の枝が垂れ下がるように光が落ちる。/「花雷」:空中でパンパンと大きな音を出しながら強い光を出し、光とともに火の粉を出す。/「千輪」:空中で花火玉が割れた時に、小玉が一斉に開く。
花火の歴史
花火の原型といわれる「のろし」は、古代インド、ギリシア、ローマなど紀元前にまでさかのぼる歴史があるそうだよ。日本では1274年(文永11年)10月に蒙古と高麗の連合軍三万人が来襲した時に、武器としての火薬が持ち込まれ、鑑賞用になったのは江戸時代のこと。1613年(慶長18年)、徳川家康が中国人によって打ち上げられた花火を見たことがきっかけで、将軍や大名の間で流行したのだそう。そして庶民へと広まった。日本最古の歴史を持つ花火大会は「隅田川花火大会」。1978年(昭和53年)以前は「両国の川開き」と呼ばれていた。ボクたち犬族は、花火などの大きな音は苦手。聴覚が優れているので、とても大きく響いて怖いの。
次回「夏の散歩」
今日は何の日
「世界人口デー」
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