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公開日:2026.08.06
西谷浄水場 インフォセンター開館 横浜水道の歩みなど発信
横浜市水道局は7月27日、西谷浄水場(川島町522)内にインフォメーションセンターを開館した。同浄水場では、老朽化対策や耐震性の強化、浄水処理能力の増強などを目的に2021年度から再整備事業が進められている。市は、今回のセンター開設により、工事の概要に加えて、横浜水道の歴史や浄水場の仕組みなどを地域住民に広く伝えたい考えだ。
現在、市内にある浄水場は、川井(旭区上川井町)、小雀(戸塚区小雀町)と、西谷の3カ所。そのうち、大正4(1915)年に創設された西谷浄水場は、相模湖を水源とし、1日あたり35万6000㎥(横浜スタジアム約1・1杯分)の処理能力を有する。西谷で浄水処理された水は主に鶴見、神奈川、西、中、南、保土ケ谷の各区に給水されている。
同浄水場では、ろ過池と排水池の耐震化、藻類の繁殖によるかび臭などを除去するための粒状活性炭処理の導入、処理能力の増強を目的に、21年度に再整備事業に着手。34年度の完了を目指して工事が進められている。
来年度から本格的にろ過池の躯体工事が始まっていくことを受け市は、整備の概要や現況を市民に周知するとともに、近代水道発祥の地である横浜水道について理解を深めてもらおうと、同センターを開設した。
国文化財も公開
センターは同浄水場内にあった旧横浜水道記念館の横に開館した。工事の進捗(ちょく)や今後の予定、横浜水道の歩み、浄水場の仕組みなどを紹介するパネルのほか、着工前の空撮や再整備完了後の完成模型などを展示。映像コンテンツとしてVR(仮想現実)ゴーグルを使い、通常立ち入ることのできない工事現場内を360度見渡せる疑似見学や、水道の歴史、工事の内容を記録した動画の視聴なども楽しめる。
加えて、創設当時から場内に残る国有形文化財で、再整備にあたり移設された歴史的建造物6棟を、開館に併せて一般公開。これら建造物は建物を解体せず「曳家(ひきや)工法」で場内を移動させた。
27日、開館と同時に仏向西から訪れた親子はVRなどを体験。高所作業車を体感した小学5年の息子は「結構リアルで怖かった」と微笑んだ。市施設整備課の小松弘明担当課長は「区内外に情報を発信し、事業の理解を深めていただきたい。保土ケ谷区のまちあるきイベントなどとも連携していけたら」と話した。
センターは入場無料。個人の見学は予約不要。開館時間は平日午前10時から正午と、午後1時から3時30分。土日祝日・盆(今年は8月7日(金)から16日(日))・年末年始は休館となる。(問)同課【電話】045・337・0870
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