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保土ケ谷区 コラム

公開日:2025.08.28

vol.549
ミルキーJr.モカJr.モネのほどがや
「嵐」文/ささきやすえ(区内在住・フリーライター)

 ボクはミルキーJrモカJrモネ。瀬戸ケ谷町に住む3歳のミニチュアシュナウザー。

 天候を表す「嵐」は、激しく吹く風、強風、暴風、雨や雪、雷を伴うものなど自然界の現象だね。言葉として使う「嵐」は、激しいものばかりではないようだ。

さまざまな意味

▽春

 春の嵐:主に3月〜5月に発生する強い低気圧による荒れた天候。中心地から離れた場所でも強い風が吹くので、広範に被害が及ぶ。

 花嵐(はなあらし):さくらの花が咲くころに吹く強い風。また、さくらの花が散り舞う様子。

▽夏

 夏の嵐:俳句の季語に使われる「夏嵐(なつあらし)」は、緑を揺らしながら吹く南風。

 青嵐(あおあらし):青々とした山や木々の間を吹き抜ける新緑の頃の強い風。

 麦嵐(むぎあらし):麦の収穫の頃に吹く清々しい風のこと。

▽秋

 秋の嵐:前線の通過に伴って秋に吹く風。台風ほどの強さではない。

 初嵐(はつあらし):立秋を過ぎて初めて吹く風。

 芋嵐(こうらん):芋の葉に吹きつける強い風。

▽冬

 冬の嵐:冬の強い低気圧等で生じる、大雪、地吹雪、低温などの荒天。

 幸嵐(こうらん):激しく吹く風、激しく荒れ狂う暴風雨、事件、騒ぎ事、感情の揺れの例えに使う。

非日常的な嵐

 日常では耳にしないこんな嵐もあるよ。

 太陽嵐(たいようあらし)。1859年に、ハワイ、カリブ海等など日頃は見えない場所でオーロラが見えて、世界各地で巨大な磁気嵐が観測された。

次回「彼岸」

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