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鶴見区版 公開:2011年9月1日 エリアトップへ

花月園を舞台にしたミュージカルを制作した(株)W.Dreamエンターテインメント代表 伊藤 大輔さん 生麦在住 41歳

公開:2011年9月1日

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創造は産みの楽しみ

 ○…「鶴見には『西の宝塚、東の花月園』と呼ばれるほどのエンターテインメントの本拠地があった。それを知らない人は多い」。その昔、東洋一の大遊園地とうたわれた『花月園遊園地』。少女歌劇団など、文化芸能の発信地として名を馳せた。たくさんの人に知ってもらおうと、当時を背景に盛り込み、オリジナルミュージカルに仕立てた。「ここから発信されていたエネルギーがたくさんあったはず。その炎を消しちゃいけないと思った」。制作のきっかけをそう話す。

 ○…千葉県出身。真田広之さんに憧れ、中学2年のときにアクション俳優の夢を持った。高校2年で千葉真一さんが主宰するジャパンアクションクラブに入団。そのとき派遣されたミュージカルの舞台で楽しさを知り、劇団四季にも約5年所属した。鶴見に来たのは7年ほど前、パートナーのWAKAKOさんとともに、ダンススタジオを開いたのが花月園駅前だった。「芸能の発信基地があったなんて知らずに始めた。運命だと思った」

 ○…脚本から演出、歌、振り付けなど、全てをこなす。「でも、勉強したことはなく独学」と笑う。週に1度は休みを取るようにしているが、制作中は夢中になる。「なぜか休まなくても集中力が続く。スイッチが入るとご飯も食べない」と”演劇好き”を発揮。「でも、産みの苦しみではなく、産みの楽しみ」とおどける。

 ○…「良いものを提供するのが仕事。最終的に誰が観ても、みんなが面白いと言ってくれるものを作りたい」。現在、構想中の計画がある。何らかの理由で夢を諦めた人に、楽しみながらできる舞台を作りたいという。「スタジオに通っている48歳の男性会社員の方が、舞台が夢だったけどできなかったと言っていた。その人が、レッスン中は良い顔をするんです」と微笑む。輝いた顔からパワーがもらえる。観客、生徒の笑顔のため、今日もエンターテイナーは創造を止めない。
 

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