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鶴見区

公開日:2013.12.05

豊岡小が創立90周年
地域住民ら節目祝う

  • 多くの来賓が駆けつけた祝賀会

 横浜市立豊岡小学校=豊岡町27の1=(大津留美津香校長/全校児童602人)が、創立90周年を迎えた。11月23日には、全校児童による「90歳おめでとうの会」や、地域住民や元教職員などが集まり創立90周年記念式典と祝賀会が行われた。

震災乗り越え開校

 豊岡小学校の歴史は、1923年2月に鶴見尋常小学校が現在地に建設が決まったことから始まる。同校は、すでにあった鶴見尋常高等小学校を生麦、豊岡、東台の3つの学校に分けたうちの一つ。当時鶴見では海岸が埋め立てられ、工場や住宅地、商店街ができたことで児童数が増加していたことから、新たに学校を増やす必要があった。

 しかし、その年の9月1日、関東大震災が発生し、建てかけていた校舎が倒壊。その後、改めて工事を進め、校舎が完成した24年に、尋常小学校の開校祝賀式が行われた。

 学校名は25年に、地元の豊岡の名前をとって、豊岡尋常小学校に変わった。その後47年から現在の校名となった。

住民要望で校舎増築

 校舎は児童数の増加とともに増築してきた。1958年に完成した東校舎は、住民の願いが結実し建設。当時、児童数2358人45学級だったのに対し、教室は25室のみで、1教室を2学級で使う二部授業が行われていた。そこで、校舎の増設などを求めて住民大会が起こり、東校舎が建設された。

 23日に行われた式典・祝賀会には、学区である豊岡、寺谷、佃野、諏訪坂の地域住民など多数が出席し、盛大に節目を祝った。

 卒業生は昨年度までに、1万7993人に上る。卒業生の一人であり、豊岡地区連合会の池田昇会長は、「これからも小学校を温かく見守り、育てていきたい」と話していた。

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