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鶴見区版 公開:2014年5月15日 エリアトップへ

プロ和太鼓奏者として8回目の主演コンサートを行う 友野 龍士さん 馬場在住 25歳

公開:2014年5月15日

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破顔一笑の和太鼓奏者

 ○…「太鼓は楽しいということを、見ている人にテレパシーにのせて伝えたい」。8回目となる5月25日の主演コンサートを前に、笑顔で意気込む。和太鼓教室で指導にあたる傍ら、年間およそ50のコンサートに出演している人気奏者。知的障害を抱えながらも、楽しくユーモアあふれる演奏を通して「将来に向け夢をもって」と、障害の有無に関わらず、見る人に力強いメッセージを届ける。

 ○…3歳ごろから言葉や発達の遅れが見られるようになり、知的障害が発覚。そんな折に、母に連れられて行った祭りでの和太鼓に心を奪われた。以来、「公園に遊びに行っても棒を両手にブランコを叩いて遊んでいた」と人懐っこく笑う。「他の事はなかなか覚えられなかったが、和太鼓の曲は丸ごと覚えられた」。馬場小学校、上の宮中学校での和太鼓クラブでは演目を丸暗記し、部員に教える役目を担う。めきめきと頭角を現し、中学生3年生にもなると「和太鼓を通して働きたい」とプロをはっきり意識するようになった。熱意は届き、高等養護学校卒業後に(株)太鼓センターに就職を果たし、夢をかなえた。

 ○…「コミュニケーションをとることも難しかったが、和太鼓のおかげで周りに気を遣えるようになった」。前進できたのは、和太鼓クラブの活動があったから。そんな思い出ある上の宮中の卒業生が、所属する同センターにインストラクターとして就職してきた時は驚いた。「嬉しかった。周りに恵まれているし刺激になる」と頬を緩ませる。

 ○…近頃はロックやクラシック、バレエなど様々なジャンルとのコラボも実施。「こんなに和太鼓と合うのかとびっくりする。音楽の友達をたくさん作りたい」と目を輝かせる。空き時間には作曲に力を入れるなど、創作欲に溢れている。「棺桶に入っても和太鼓は続けたい」。好きなことを仕事にする喜びを噛みしめながら、観客に笑顔と感動を届けるプロとして躍動する。

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