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鶴見区 社会

公開日:2014.11.20

抜刀道で「真剣勝負」
スポセンで全国大会

  • 中村流八方斬りを披露する演者

 第17回國際抜刀道連盟全国大会、戸山流・中村流抜刀道第20回記念大会が11月9日、鶴見スポーツセンターで開かれ、海外からの選手も含む90人が腕前を競い合った。

 抜刀道は、真剣の日本刀を使った武道。旧陸軍戸山学校で剣術教官を務め、区内在住だった戸山流・中村流宗家・故中村泰三郎氏が提唱したものだ。

 大会は毎年行われ、同流派を学ぶ海外選手も参加。今年もアメリカ、イギリス、オーストラリアなどから出場があった。

 当日は、特別演舞が行われたあと、形の部、試斬りの部、組太刀の部、団体戦の4部門で競われ、出場者は鍛錬の成果を披露した。

同連盟の中村朋子会長は「大会が続けられたことは、支えてもらっている皆さんのおかげ」と感謝していた。

▽中村泰三郎(1912―2003)…山形県出身。小学生のころ生麦に移り、以後末吉周辺に住む。人を育てる「活人剣」を掲げ、剣一筋に生きる。抜刀道10段のほか、剣道8段・銃剣道8段・柔道3段・弓道4段などを持つ武道の達人。後に國際抜刀道連盟となる國際居合抜刀道連盟を発足させ、本部道場とした鶴誠会は、今も鶴見中学校体育館で活動を続けている。

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