東寺尾と馬場の旧跡を唄った「寺尾奉行音頭」がこのほど完成した。作詞から作曲、踊りの振り付けまですべて地域住民による手作り。7月19日、20日に開催される馬場町南部自治会の盆踊りではじめて披露される。
音頭で歌われる「寺尾奉行」は、東寺尾や馬場周辺の旧跡に、言い伝えなどを記した高札を設置するという事業。地元の隠れた名所を地域住民に伝承していくことを目的に、5つの自治会の会長が「奉行」となって実施しており、現在17本の高札が立てられている。
盆踊りでお披露目
音頭は、軌道に乗ってきた寺尾奉行事業の延長で、「地域に何か残したい」と5月ごろに案が浮上し、盆踊りに間に合わせようと制作を開始。東寺尾地域ケアプラザの土屋環さんが奉行の思いを歌詞にまとめ、昨年東寺尾に越してきたプロ作曲家の黒浜たか志さん=人物風土記で紹介=に作曲依頼。高札のある名所8カ所が盛り込まれた地元色満載の仕上がりとなった。振りつけを考案した上田妙子さん(馬場在住)は「高齢者の方も踊れるよう上半身だけのゆっくりとした動きにした」と話す。
奉行の発起人で馬場町南部自治会の宮野昌夫会長は「小学校で教えられるようになれば。周辺地域に広げていきたい」と展望を語る。
お披露目の場となる盆踊りは7月19日・20日に建功寺=馬場1の2の1=前の臨港バス駐車場で開催される。時間は午後7時から8時まで。
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