児童数の急増により、市場小学校の分校として開校予定の新設校について、開校準備部会は11月29日、新校名を「市場小学校けやき分校」とする意向を固めた。児童から公募した案から選定した。
同校周辺では工場跡地などで住宅開発が進み、人口が増え続けている。現状の校舎では将来的に児童を受け入れられないため、横浜市は市の下水道用地を一時利用し、開校期間10年の新校建設を計画。2020年の開校を目ざし準備を進めている。
通学区域や学校名、通学安全対策については、自治会町内会やPTAなどから成る開校準備部会が検討してきた。検討内容は、意見書として横浜市学校規模適正化等検討員会へ提出。教育委員会の審議と議会の議決を経て確定する。
意見書に盛り込む項目として、これまでに新設校を分校として設置する方針が決定している。
分校名は、児童から公募された。集まった339案の中から、教員が絞った「けやき分校」「第二分校」「輝き分校」の3案について準備部会で検討。3案の中でも児童からの支持が高く、学校のシンボルツリーである欅を採った「けやき分校」が選ばれた。
通学路14カ所に改善案
29日の準備部会では、分校通学路の安全を確保するための改善案もまとめた。
案は、10月にPTAや地域住民らで実施した通学安全点検をもとに作成。点検では市場小からと、古市場踏切の人道橋から分校までの2ルートを実際に歩いた。
安全面に課題がある場所として挙がったのは14カ所。見通しが悪く、交通量の多い「スカイコート鶴見2」傍の四叉路には、「飛び出し注意」の標識を置くことや、暗く、壁の汚れが目立つ横須賀線ガード下には街灯を整備することなどが検討された。
案は要望書として区役所や鶴見警察などの関係機関へ提出され、整備の実現について検討される。
1月に総括
次回の準備部会は1月26日に開催予定。部会の総まとめとして、通学区域、学校名、通学安全対策の方針をまとめた意見書の詰めの作業を行う。
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