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鶴見区版 公開:2017年1月12日 エリアトップへ

臨済宗建長寺派 松蔭寺の住職を務める 川上 敬之さん 東寺尾在住 52歳

公開:2017年1月12日

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真面目に務め果たしたい

 ○…鎌倉・建長寺の住職などを務めた枢翁妙環仏寿禅師が開山し、680年以上の歴史を持つと伝わる、東寺尾の松蔭寺。所有する銅造如来坐像がこのほど横浜市指定文化財となった。初めて像を目にしたのは、70年前に鑑定のため搬入して以来、寄託している東京国立博物館。想像より小さな像だったが、心に迫るものがあった。「素晴らしい仏様。感動の一言だった」と振り返る。「博物館で目にする機会があれば、実は松蔭寺にあったものだと、知ってもらえれば」

 ○…2014年から、高齢となった先代から住職を引き継いだ。将来は跡継ぎとなることは幼い頃から当たり前のこととして受け止めていた。「昔から、親戚中に『お坊さんになるんだよ』と言われていましたからね」。ただ、僧侶になるための修業は「大変そうだというイメージ」。自身の性格も当時は「根性ゼロでした」と言い切る。実際、修業道場生活は、それまでの日常生活とは全く違う厳しさがあった。「冷暖房もない環境。厳しい時期もあったが、仲間と一緒に精進する楽しさを覚えた。根性も少しはつきました」。今でも道場で出会った仲間とは、食事や旅行に出かけ、交流を続けている。

 ○…職業柄、決まった休日はないが、時間がとれる日は一人気ままにオートバイに乗る。「都内や、気候のいい時期は房総半島まで走る。余計なことを考えなくて済むのでいい」。寺には普段から、近隣の保育園の子どもたちが訪れたり、年末年始は除夜の鐘や七福神の布袋尊参りに様々な人が集まる。地域のためにも「寺内の豊かな緑を残していきたい」と話す。

 ○…今春には、新住職としての祝賀と披露の儀式「晋山式」が控える。「寺を守り続けていく責任は感じているが、しっかりやり遂げ、新たな気持ちでがんばりたい」。住職としての信条は「真面目でありたい」ということ。真摯に一生懸命に、務めを果たしていく。

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