生麦周辺の3商店街周辺で9月1日〜30日までの1カ月間、商店主らが講師となり、プロならではの知識や技術を提供する講座企画「まちゼミ」が開かれる。全国各地で開かれる同企画だが、鶴見では初開催。参加店は「横のつながりを生み、活性化になれば」と話す。
まちゼミは、2002年、愛知県岡崎市で始まった企画。「勧誘や販売はなし」というルールのもと、コミュニケーションを重視した少人数制の無料講座を行うものだ。商店街活性化や地域、受講する顧客にも還元される事業として全国に広がった。これまでに全国300地域、1万3千店舗が取り組んでいる。
18店24講座そろう
初開催となる生麦では、生麦駅前通り商友会、岸谷商栄会、花月園駅前通り花商会の3商店街を中心に、18店舗が参加。全24講座が展開される予定だ。
講座内容は、各店とも工夫を凝らしたものばかり。理容店の子供向けシャンプー法、和菓子店のクリームあんみつ作りが学べ、乾物店ではダシの話が聞けるなど、プロの豆知識を知ることができる。
(株)全国商店街支援センター協力のもと実施されるまちゼミ。各店とも本番を前に、生みの親である松井洋一郎さんらを講師に、4回の研修をこなしてきた。
主催となる生麦盛り上げ隊という団体を立ち上げ、中心となって企画したハッピーバーバーマツノの松野良明さんは「みんな一生懸命考えてくれた。多くの人に楽しんでもらえれば」と話している。
受講料は無料(材料費がかかる場合あり)。各講座とも定員あり。開催日時・詳細問合せ先等はホームページhttp://www.iitoko.co.jp/内チラシまたは「生麦deまちゼミ」フェイスブックページ参照。
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