鶴見区版 掲載号:2017年8月24日号 エリアトップへ

『鶴見ふるさと音頭』を歌う 美咲 朱里さん 栄町通在住 (本名:高橋京子)

掲載号:2017年8月24日号

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偶然が生んだ”歌人生”

 ○…「鶴見の記念の歌。とても光栄だけど、私で良いのかと思った」。昨年末に届いた、作詞した寺尾第二地区連合会・宮野昌夫さんからの依頼。正直な気持ちを振り返る。「全国発売が夢だと聞いた。未熟な私でも叶えられるなら」。地域活性化にもつながると引き受けた。寺尾周辺の夏祭りで一足早く披露すると、「覚えやすくて、踊りやすい」。そんな嬉しい声が届いた。

 ○…茨城県出身。結婚を機に鶴見に移り住む。幼いころから歌うことは好きだったが、歌手になろうとは思いもしなかった。主婦業をこなしながら、経理事務として働き、空いた時間に一人カラオケ。「今は当たり前だけど、ずっと前から一人カラオケしていたのよ」。そう言って笑う。歌い手への道を開いたのは夫だった。20年ほど前、カラオケ教室に無断で申込み、入室した。講師が応募したカラオケ誌のテープ審査で高得点を連発。全国カラオケ選手権で年間グランプリを獲得した。2011年、日本音楽振興会の薦めもあり、CDデビュー。「記念にと作ったつもりだった」

 ○…プロ意識が芽生えたのは最近のこと。「やる気のない歌手だった」。自嘲気味に笑む。時間に余裕ができて変わった。昨年改名し、シングル曲を発表。「色々とお世話になった人に恩返しがしたい」。今回の依頼を受けたとき、A面に自分の曲を入れたいと申し出た。現在師事するボイストレーナーが作曲したもの。数ある感謝の一つを形にした。

 ○…宝塚に劇団四季、歌舞伎等々、観劇が趣味。プロの舞台に感動しながらも、衣装を参考にするなど、実益も兼ねる。成り行きでここまで来たと評する歌手人生。カラオケ大会とは違う本番の舞台は、震えるほどに緊張する。それがプロの証とも感じる。鶴見の歌として歌ってもらい、愛してもらえるように。見守り続けてくれる家族、支えてくれる人や作者たち、そして歌に感謝して、今日もまたステージに上がる。

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