区内安善町の4事業所からなる安善町共同防災組織が、消防庁主催の技能コンテストで全国2位の優秀賞を受賞し、このほど総務大臣表彰を受けた。隊員らは「良い刺激になった」とさらなる安全に向け、活躍を誓う。
安善町共同防災組織は、災害発生防止などに努める石油コンビナート等災害防止法が1975年に施行されたことを受け、77年に設立された複数事業所による合同の自衛消防組織。区内臨海部には大黒町に同様の組織がある。
現在はEMGルブリカンツ合同会社鶴見潤滑油工場、橋本産業(株)横浜営業所、セントラル・タンクターミナル(株)横浜事業所、シェルルブリカンツジャパン(株)横浜事業所の4事業所で構成。計21人の隊員が交代しながら、365日24時間体制で安全を守っている。
全国43組織と競う
このコンテストは、自衛防災組織に所属する防災要員の技能および、士気の高揚を図ることが目的。2014年からスタートした。
今年は、全国43組織が参加。ビデオ審査での予選を通過した20組織が本選で技術を競った。本選場所は各事業所内で、保有する消防車両を活用。屋外貯蔵タンクで火災が発生したことを想定し、機材の操作や安全管理などが審査された。
同組織は、惜しくも最優秀を逃したものの、全国で2位となる好成績をおさめ、優秀賞を受賞。総務大臣賞も受賞した。
隊員らは、コンテストに挑戦し、器具の愛護や安全管理の徹底などを指導され、「気づかされたことが多かった」とコメント。「毎日同じ業務の繰り返しの中、コンテストが良い刺激になった。モチベーションが上がる非常に良い機会だった」と話した。
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