鶴見区版 掲載号:2018年4月19日号
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大黒町に“イチゴパーク” 東電FP 29日にオープン

経済

 区内大黒町の横浜火力発電所構内に4月29日、通年でイチゴ狩りなどを楽しめる「TOKYO STRAWBERRY PARK」(東京ストロベリーパーク)がオープンする。同発電所を運営する東京電力フュエル&パワー(株)が、収益拡大のために乗り出すエコファーム事業。イチゴの生産から加工・販売といった六次産業まで実施する。

 電力自由化による新規企業の参入などで、競争が激しくなったことを受け、収益増に向けた事業拡大策として取り組む。

 新規事業の企画段階で、「調べれば調べるほど電力作りに似ている」として、イチゴに着目。老若男女、世代も問わない人気の高さや、発電事業で培った技術やノウハウが活用できることなどから、エコファーム事業の実施を決めた。

旧トゥイニー活用

 新設場所は、電気の体験施設として横浜火力発電所内にあった旧トゥイニー・ヨコハマ=大黒町11の1。既存施設を補修リニューアルして活用する。イチゴの栽培ハウスは、施設に隣接する野球場に設置。いずれも東日本大震災以降、一般利用を休止していた。

 同社担当者は「震災後、一般のお客様と交流する機会をなくしてしまった。改めて交流する場にもなる」と話す。

4品種、年10トン

 建物は4階建てのうち1・2階を利用。1階には菓子作りの見学、8割がオリジナルという雑貨や菓子販売、イチゴのジャムやクッキー作りを体験できるスタジオキッチンなどを展開。2階ではビュッフェ形式のレストランを開く。

 オール電化で国内でも珍しい完全空調のハウスは、生産面積3千平方メートルで定植数は2万株。技術を駆使し、難しいとされる通年栽培を可能とする。

 「とちおとめ」「章姫」「よつぼし」「UCアルビオン」の4品種を育て、生産量は年10トンを見込む。昨年12月のハウス完成以来、1日50〜60kgの収穫量があり、イチゴ狩りの大人平均1人分で換算すると80人〜100人分になるという。

インバウンド視野に

 新施設の年間利用者数は、6万人だったトゥイニーを考慮し、10万人を目標とする。

 羽田空港から車で約20分という鶴見の立地から、将来的には訪日外国人需要の取り込みも視野に入れる。プロジェクトリーダーの同社・武藤元さんは「まずは足元を固め、団体ツアーも考えていきたい」との姿勢を示す。

あす20日から予約開始

 事業開始にあたっては、各地の農家などを調査。農業法人の指導を得ながら、「まずは自分たちで体験する」と、社員自ら育成に携わっている。

 「電気がイチゴに変わるところを見てほしい」と担当者。入場無料。イチゴ狩り(1〜6月・大人2千円ほか)、ブッフェ(平日大人2100円ほか)は予約制。あす20日からホームページ(【URL】https://tokyo-strawberry-park.jp/)で予約開始となる。オープンまでの問合せは、【メール】tsp@tepco.co.jp又は【電話】045・394・5555。

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