廃棄物処理施設の建設などを行うJFEエンジニアリンググループとJR東日本グループは(株)Jバイオフードリサイクル(蔭山佳秀社長)=弁天町=を設立し、食品廃棄物を再生可能エネルギーに変える食品リサイクル・バイオガス発電事業を開始した。両社による協業は初めて。
11月6日には、本格的な発電開始に伴い、来賓や関係者ら約80人が集まり、発電式が行われた。
年632万tの食品廃棄
食品廃棄物は、国内で年間632万トン(農林水産省・2013年度推計)発生し、その多くが焼却処分されている。
駅ビルやエキナカなどから発生する食品廃棄物は、脂分や塩分、包装などの混入が多く、飼料化や肥料化の再生利用が限られており、この課題を解決することを目的に事業は始まった。
(株)Jバイオフードリサイクルでは、JR東日本グループが運営する駅ビルや食品工場などから収集された食品廃棄物、1日80トンを微生物により発酵し、発生するメタンガスを燃料にして年間で1万1千MWh(一般家庭の約3千世帯分)の発電を行う。
発電された電力は施設で消費するほか、JFEグループの電力子会社であるアーバンエナジー(株)に売電される。
蔭山社長は「食品リサイクル率の向上と低炭素社会の構築に貢献できれば」と力を込めた。
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